赤羽駅周辺の住みやすさは？治安や周辺環境、子育て支援や教育機関まで紹介

赤羽駅は東京都北区にある、JR東日本埼京線、京浜東北線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインなどの複数路線が乗り入れるターミナル駅です。上野東京ラインで東京駅まで18分と、都心方面へのアクセスが良く、近年は大規模な再開発も進み、住みやすい街として人気が高まっています。

高台にある駅の西側はタワーマンションや一戸建てが集まる閑静な住宅街と大型のショッピングモールが集まる一方、東側は昔ながらの下町の良さを残した商店街と繁華街が賑わう赤羽駅の周辺は、一人暮らしからファミリーまで幅広い層から人気があります。

また、赤羽八幡神社などの寺社仏閣、旧跡や緑豊かな公園が多いことも街の特徴で、赤羽緑道公園やその先にある赤羽自然観察公園、荒川の河川敷に広がる荒川赤羽緑地や、桜の名所として知らされる赤羽桜堤緑地など、自然豊かな環境が広がっています。

東京の中心部に抜群のアクセスを持ちながら、閑静な住宅街と豊かな緑と史跡、下町情緒が入り交じる赤羽の魅力について、子育て世帯向けの情報を中心に詳しく紹介していきます。

▼良いところ

• 複数の路線が乗り入れているほか地下鉄の駅もあり、乗り換えなしで東京の東西にアクセス良好
• 大規模な医療施設として東京北医療センターや赤羽中央総合病院があり、地域医療が充実している
• 緑豊かな公園や緑道、河川敷の緑地が充実しており、自然と触れ合いが思い切り楽しめる
• 活気溢れる商店街や繁華街、大規模な商業施設が多数あり、生活しやすい

▼悪いところ

• 駅の東側は荒川があり海抜も低いため、水害が起きた場合は5～10mの浸水が想定される地域がある
• 赤羽駅は1日で8.6万人が乗り降りするため、朝晩の通勤通学ラッシュが非常に混みあう
• 繁華街には飲食店が多く、飲み屋も多いため、場所によっては酔客が多い

赤羽駅周辺は再開発によって住みやすくなる中にも、下町の情緒と街のにぎわい、豊かな緑が共存する街

赤羽駅周辺は東西で街の特色が大きく異なるのが特徴です。西口は赤羽アピレや、ショッピングセンタービビオ、イトーヨーカドー赤羽店のような大型店舗や、複数のタワーマンションが建設され、高台には閑静な住宅街が広がっています。一方、東口は赤羽一番街商店街や、赤羽スズラン通り商店街など、昔ながらの商店街があり、繁華街として賑わっています。

再開発によって住みやすくなる歴史ある街

赤羽駅周辺の歴史は古く、駅が作られたのは明治時代ですが、江戸時代には旧中山道が通る街道沿いの宿場町として栄えていました。

さらに遡れば、旧石器時代の集落跡や古墳時代の遺跡が見つかっており、本当に古い時代から人が暮らしていた地域だったことがわかっています。そのため、歴史を学べる史跡も多く、散歩をしながら文化に触れることができます。

明治時代から駅周辺の街として栄えた赤羽の街は現在、土砂災害への対策や防災性の向上、街の活性化のため、大規模な再開発が進んでいます。

買い物から医療まで地域の中で揃う利便性

駅の西側を中心に大型のショッピングモールが複数出店しているほか、東側の赤羽一番商店街は100店舗を超える大規模な商店街になっており、さらにドンキホーテやイオンスタイル赤羽、ニトリ赤羽店、ヤマダデンキがあり、日常的な買い物から大型の家具、家電までエリア内で揃うのが魅力と言えるでしょう。

地域医療も充実していて、地域の基幹として二次救急に対応した東京北医療センターと赤羽中央総合病院があり、高度な医療が受けられます。さらに中小のクリニックが多数駅周辺に集まっているので、ちょっとした不調から大きな怪我や病気まで、地域で安定した治療が受けられます

東洋大学キャンパスの新設によって、文教地区としての発展も

北区では赤羽台周辺地区の新しい街づくりの一環として、廃校になった区立赤羽台中学校跡に、東洋大学の新キャンパスを誘致し、2021年には新校舎がオープンしました。

UR都市機構による赤羽台団地の建て替え事業にあわせ、ヌーヴェル赤羽台から赤羽駅にかけてのエリアは大きく再開発が進み、大規模な児童相談等複合施設の整備や防災機能の強化、さらに地域のにぎわいを創り出すオープンスペースの建設も進んでいます。

今後、大学キャンパスに隣接した文教地区としての発展も十分期待できるでしょう。

乳幼児から小学生まで楽しめる児童館

北区には21件の児童館、子どもセンターがあります。そのうち赤羽地区には9件の児童館・子どもセンターが集中しています。

赤羽駅からは赤羽児童館、赤羽北児童館、赤羽西児童館が近く、おすすめです。

・赤羽児童館

・赤羽北児童館

・赤羽西児童館

再開発によって若者からファミリーまで人気を集める街へ

赤羽駅の周辺は歴史ある街として寺社仏閣が多数あり、多くの遺跡や史跡のほか、緑地公園や遊歩道なども整備されているため、日常から豊かな緑と歴史に触れることができます。

一方で、老朽化が進む赤羽台団地の建て替え事業や、防災計画に則った区画整理と再開発によって、道路の幅を広げたり見通しの良い歩道の整備や、災害発生時の様々な対策が進められています。

歴史と自然に新しい街並みが調和した赤羽は、もともと東京都心の東西へのアクセスが良い点に加え、古い下町の情緒を残しながら利便性が高く安全な街づくりによって、一人暮らしの若者からファミリーまで幅広い年齢層から人気を集める街として、現在強い注目を集めています。

赤羽駅の交通情報

赤羽駅は東京都北区に位置し、JR東日本の複数の路線が乗り入れています。乗り入れ線は以下の4線です。

• 宇都宮線（東北線）、高崎線
• 京浜東北線、根岸線
• 埼京線
• 湘南新宿ライン

明治18年に開業して以来多くの乗降客で賑わう赤羽駅は、1日約8.6万人が乗り降りする中規模のターミナル駅で、赤羽駅を通じて東京の東西にある主要駅や埼玉方面へスムーズにアクセスできます。また、湘南新宿ラインや京浜東北線を利用することで、川崎、横浜方面へのアクセスも可能です。

近隣には地下鉄メトロ南北線赤羽岩淵駅があり、埼玉高速鉄道と接続しています。南北線は赤羽から東京を南北に縦断し、終点の目黒駅からは東急目黒線に接続しているので、山手線の内側や東京の南西部へのアクセスも良好といえるでしょう。

また、赤羽駅には国際興業バスが乗り入れています。

• 羽田空港行き

京浜急行バス、東京バスとの共同運行で、朝2便、午後2便、計4便の羽田空港行き始発が発車しています。

羽田空港行きの高速バスは東口9番のりばに発着します。

• 赤羽駅東口
  • 1番のりば
    赤23：荒川大橋経由西新井駅ゆき／赤23-3：荒川大橋経由 西新井大師西駅ゆき
  • 2番のりば
    赤26：環七経由舎人団地ゆき
  • 3番のりば
    赤27：環七経由西新井駅ゆき／赤27-3：江北陸橋下ゆき
  • 4番のりば
    赤25：ハートアイランド循環ゆき／赤25-2：ハートアイランド東ゆき
  • 5番のりば
    赤31：高円寺駅北口ゆき
  • 6番のりば
    赤20：川口市立医療センターゆき／赤21：鳩ヶ谷公団住宅ゆき
  • 7番のりば
    赤23：（東本通りのりば発）荒川大橋経由西新井駅ゆき／赤23-3：（東本通り発）西新井大師西駅ゆき
  • 8番のりば
    赤20：（東本通りのりば発）川口市立医療センターゆき／赤21：（東本通りのりば発）鳩ヶ谷公団住宅ゆき
  • 9番のりば
    赤31：（教会前のりば発）高円寺駅北口ゆき
• 赤羽駅西口
  • 1番のりば
    赤56：中台三丁目経由高島平操車場ゆき、志村坂上経由高島平操車場ゆき／赤56‐3： 中台三丁目ゆき、志村坂上経由中台三丁目ゆき
  • 2番のりば
    赤54：桐ヶ丘高校先回り 桐ヶ丘循環ゆき／赤54-1：体育館先回り 桐ヶ丘循環ゆき、赤羽郷先回り 桐ヶ丘循環ゆき／赤54-2：桐ヶ丘高校・体育館循環ゆき／赤96：体育館経由赤羽車庫ゆき
  • 3番のりば
    赤53：ときわ台駅ゆき
  • 4番のりば
    赤51：池袋駅東口ゆき／赤57：豊島病院経由日大病院ゆき／赤57-2：大和町ゆき
  • 5番のりば
    赤58：東京北医療センターゆき／赤80-2：トンネル経由赤羽車庫ゆき
  • 6番のりば
    赤50：王子駅ゆき／赤50H：帝京大学病院正面経由王子駅ゆき
  • 7番のりば
    赤02：成増駅北口ゆき／赤83：志村坂下経由志村三丁目駅ゆき／赤84：大東文化大学ゆき
  • 8番のりば
    赤01：練馬駅ゆき／赤85：平和台駅ゆき
  • 9番のりば
    赤58：（坂下のりば発）東京北医療センターゆき

赤羽駅の周辺には注意が必要なことも！夜間の駅前、繁華街は気をつけて

赤羽駅周辺のエリアを管轄する赤羽警察署のデータによると、過去5年間で犯罪数は減少傾向にあり、特に侵入窃盗犯は大きく減っています。

また、警視庁の市区町村別統計によると、住宅やタワーマンションが多い赤羽北や赤羽台ではほとんど犯罪が発生することもなく、治安が良いエリアであるといえます。

しかし赤羽駅東口から北側のエリアと、西口の駅前周辺では粗暴犯を含む犯罪発生件数が多く、夜間は特に注意が必要です。東口側には飲食店や飲み屋が集まる繁華街があるため、時間帯によっては直接駅改札まで送り迎えをするなどの対策が必要になるでしょう。

交通事故の発生件数は緩やかな減少傾向にありますが、自転車運転中の事故が多くなっています。再開発が進んでいますが、駅東側は細い路地も多く見通しが悪いため、通勤通学で急いでいる朝や夕方の時間帯には特に注意が必要でしょう。

赤羽駅のお買い物エリア

赤羽駅の東側には、100店舗以上が集まり、多くの飲食店が軒を連ねる赤羽一番街商店街があります。また、東口から東へ向かう赤羽スズラン通り商店街もあり、こちらも100店舗以上の小売店が集まっています。

東口側にはイオンスタイル赤羽やドン・キホーテ 赤羽東口店、西口側にはイトーヨーカドー赤羽店、赤羽アピレ、ショッピングセンタービビオもあり、大規模な店舗も多数出店しています。

さらに駅周辺には複数のクリニックもあり、通勤通学の途中で手軽に通院ができる利便性の高さが魅力です。

駅周辺の500m圏内には26件のコンビニがあり、深夜でもなにか必要になればすぐに買い物ができる環境にあるといえるでしょう。

赤羽スズラン通り商店街

赤羽駅東口から続く、アーケード型の商店街です。環境整備事業によって全蓋アーケードのリニューアルやLED照明化などを進め、より便利になりました。

第9回東京商店街グランプリでは準グランプリを受賞するなど、地域で愛される古い商店街でもあります。駐輪場も多く整備されており、自動車の一方通行化や道路整備も進められ、安全安心な買い物が楽しめます。

飲食店のほかにも専門店や中小の小売店、クリニックが多数出店しており、アーケードの一部は赤羽岩淵中学校と接している構造になっています。

赤羽駅周辺のスーパー

赤羽駅周辺には、半径500ｍ以内に5件のスーパーがあります。深夜まで営業している店舗もあるので、急な買い物も安心です。

赤羽駅の魅力は荒川に沿って広がる歴史ある街の背景と、再開発によって高まる利便性！北区のきめ細やかな子育て支援にも注目

赤羽駅周辺は古くから多くの人が暮らし、物流などで賑わう街でした。現在は古くからの雰囲気を活かしながら街を再開発することで利便性と安全性を高めつつ、人口増加に備えて子育て支援にも活発に力を入れています。

2024年4月には「北区子どもの権利と幸せに関する条例が制定」が制定され、未来を担う子供たちが誰一人取り残されることなく、自分の将来に夢や希望を持って成長できるよう、様々な施策が行われています。

また育児をする保護者のために「子育てするなら北区が一番！」を合い言葉に子育て応援サイト「きたハピ」で情報発信を行っており、「きたハピモバイル」というスマホアプリで育児に関する様々な情報検索ができます。

助成金、補助金などの支援制度

赤羽駅がある北区では、高校生相当の年齢までの児童の医療費を助成する医療費助成や、15歳までの児童を対象にした児童手当があります。

●児童手当

• 前年の所得が所得制限限度額未満のご家庭
  • 3歳未満は、1人につき15,000円
  • 3歳以上から小学校修了前までは、1人につき10,000円（第3子以降は15,000円）
  • 中学生は、1人につき10,000円
• 前年の所得が所得制限限度額以上所得上限限度額未満のご家庭
  • 子どもの年齢に関係なく、1人につき5,000円

他にもさまざまな子育て支援の助成や手当がありますが、未熟児養育医療の給付や小児慢性特定疾病の医療費助成など、都度申請が必要なものも多いので、一度窓口で相談するのがおすすめです。

北区の待機児童

北区の待機児童は2023年4月時点でゼロになり、現在は待機児童がいない状態になっています。2022年に16名の待機児童がいましたが、待機児童を減らすための施策を重ねる中で、1年で解消し、現在も待機児童ゼロを続けています。

また、ファミリー・サポート・センター事業や、2歳未満の子どもを対象にした乳幼児ショートステイ事業、2歳から18歳を対象にした子どもショートステイなどの制度で、一時的に宿泊を伴う預かり支援を行っています。

さらに認可保育園へ入所するまでの間、東京都が認定した認可外のベビーシッター事業者を利用する際にかかる利用者の負担を軽減するベビーシッター利用支援事業もあり、万一希望している保育園に入れなかった場合でも経済的負担を軽減する施策が用意されているので、是非、区の窓口に相談してみましょう。

公園など子どもが遊ぶ環境

赤羽駅周辺には、中小の児童公園のほかに、自然を楽しんで散策したり、バーベキューをしたり、水遊びができる公園が多数あります。

引用元：北区 公園一覧「赤羽・浮間エリア」

病院

赤羽駅周辺で小児科があるクリニックや大規模な総合病院は15件あります。

赤羽駅周辺の保育園、幼稚園、小中学校

赤羽駅周辺には公立・私立を含めて、多数の保育園や幼稚園、中学校があります。

保育園・幼稚園

小学校

赤羽駅周辺の学区内には、区立小学校が12校あります。

中学校

赤羽駅の周辺には、学区域が指定されている区立中学が4校あります。

赤羽駅周辺の防災情報について

赤羽駅周辺は、東側が低く、西側が高い、高低差の大きな地形をしています。また、東側は荒川に面しており、水害発生時には浸水しやすい危険地域として指定されていることに注意が必要です。

赤羽駅周辺は昔から荒川水系の氾濫による水害が多いエリアであったため、水害対策が進み、万一の場合の台風や大雨に備えて様々な防災計画が進められていますが、各家庭や個人でも災害発生時に備えて避難場所や経路をしっかりと確認しておくことが大切です。

北区では、近年増加傾向にある集中豪雨に備え、水害や土砂災害に対する防災整備の整備を推し進めています。止水板や雨水貯留槽、雨水浸透施設など雨水が下水や河川に一気に流れ込むのを防ぐ個人宅や店舗等の設備に対し、工事費用に助成金を設けているので、物件を購入する際には防災に関する助成なども併せて確認しておくのがおすすめです。

また、広域の避難情報などを確認するため、東京防災などのアプリをインストールしておきましょう。

赤羽駅周辺の場合、震災と水害では避難場所が異なります。基本的に水害が発生したときは駅の西側にある高台に向かって避難すると覚えておくとよいでしょう。

浸水ハザードマップ

赤羽駅の近くには、荒川と新河岸川、隅田川が流れています。そのため、駅の東側は古くから水害リスクが高い場所として知られています。

赤羽北2丁目、岩渕町、赤羽1丁目、2丁目、志茂1～5丁目は荒川および新河岸川が氾濫した場合、1～最大10m以上の浸水リスクがあります。一方、赤羽台、桐ヶ丘西が丘などは駅前の一部を除いてほぼ浸水するリスクはありません。

一部土砂災害の危険がある切り通しがあるため注意が必要ですが、万一の場合は駅の西側に避難すると覚えておきましょう。

北区は海抜が低いエリアが多いため、電信柱に荒川が氾濫した場合どれくらい浸水するのかを示す「まるごとまちごとハザードマップ」という標識があります。自分の現在位置の浸水リスクや避難所をすぐに確認できるので、日頃から街の中にある標識を確認しておきましょう。

また、北区が配布しているハザードマップには、河川が氾濫した場合に線路を越えて避難できる避難経路が記入されています。どのルートなら通過できるのか、あらかじめ覚えておくといざというときに安心でしょう。

地域危険度

地域危険度は、都心南部直下地震（マグニチュード 7.3）の地震予測結果をもとにした、地表面の震度分布と建物倒壊危険度です。

赤羽駅周辺は建物倒壊危険度は2～3と、万一の地震でも建物が崩れて大きな災害になる危険度はあまり高くなく、安定したエリアといえます。再開発が進む赤羽台や浮間のほとんどの地域は倒壊危険度や火災危険度が1と防災対策が活かされています。

しかし、赤羽西4丁目や岩渕町、志茂5丁目は倒壊危険度が4、火災危険度が4～5とかなり高くなっており、万一の大災害の場合は大規模な家屋や建物の倒壊から類焼して、大規模な火災になることが想定されます。

赤羽駅周辺は再開発の進行度合いによって災害時の危険度も大きく異なるため、物件を購入する際には今後の再開発計画を含めてよく検討しなければいけません。

周辺の物件相場

赤羽駅周辺の土地相場は、国土交通省の不動産情報ライブラリによると2023年1から2023年12月の平均平米単価は58.5万円、中央値は42.7万円で、10年前の2013年と比較すると中央値は14.3%、平均値は31%と、堅調に上昇しています。

北区が含まれる東京都区部北東部の平均値は47.4万円、中央値は43.5万円であることから、少数の例外を除くと大きく中央値から外れておらず、南西部や都心部と比較すると入手しやすい価格で推移しているといえるでしょう。

全体として取引の中心は15万～50万円ですが、その背景は多くが赤羽西に取引が集中しており、再開発に関する売却であることがうかがえます。

西が丘や、西が丘に近い広い土地では平米単価が比較的高くなっているほか、駅に近く西側の台地にある土地は高くなる傾向にあります。

一戸建ての平均相場

国土交通省の不動産情報ライブラリによると、2023年1月から12月にかけて取引された赤羽駅周辺の一戸建ての平均平米単価は87万円でした。

比較的築浅の物件も多く、再開発によって新築された建売住宅も多く取引されています。一方で1960年代に建築された古い木造住宅もあり、歴史ある下町ならではのラインアップといえるでしょう。

主に赤羽台や赤羽西の物件が中心になっており、赤羽駅を中心とした再開発でも、現在特に注目を集めている住宅エリアで活発に一戸建て物件が売りに出されています。

物件自体の価格帯も、主に5,500万円～7,000万円が中心で、都心部や南西部と比較すると広々とした一戸建てが比較的手の届きやすい価格になっているのがわかります。

赤羽駅周辺の一戸建ては土地面積が50～80平米前後が多く、3LDK～4LDKの二階建てが中心になっています。

築浅の物件も6,000万円台から活発に取引されているので、しっかりと探すことで希望に添った物件を見付けることも難しくないでしょう。

中古マンションの平均相場

国土交通省の不動産情報ライブラリによると、2022年9月から2023年9月に取引された赤羽駅周辺のファミリー向けマンション（2LDK～3LDK、55平米以上）は、平均平米単価94.8万円でした。

再開発によって駅の西側に次々とタワーマンションが建設されている一方で、比較的駅に近いやや古めのマンションの取引が増えているのが特徴です。

2010年頃～2018年頃に建築された駅から徒歩3～5分程度のマンションが6,000～9,000万円前後で活発に取引されている一方で、1990年代後半に建築された駅から10～15分程度のマンションは70平米前後で4,000～5,000万円台と手頃感のある価格で取引されています。

赤羽駅周辺でマンションのよい物件を探す場合は、立地や周辺環境、再開発の状況、ハザードマップなどもしっかりと確認しながら、リフォームを前提に築古物件も視野に入れることで、選択肢が広がるのではないでしょうか。

大規模な再開発が進みながらも下町の良さを残し、活気溢れる商店街が賑わう街

赤羽駅の魅力は積極的な防災対策を推し進めながら住みやすさを向上する再開発と、古き良き情緒が残る下町の風情が混在する独特の雰囲気や活気にあります。東京の北側にあるターミナル駅としても利便性が高く、東京の中心部へアクセスしやすいため、通勤通学にも便利な環境が整っています。

大学を誘致したことで文教地区としての発展も期待されている赤羽は、今後もさらに災害に強い街づくりのための再開発が計画されており、さらに「子育てするなら北区」を合い言葉に子育てを支援する施策を次々と行っているのも子育て世帯にとっては魅力といえるでしょう。

荒川が近いことで水害リスクがありますが、高台である赤羽台側はほぼ水害による被害はないため、しっかりと災害リスクを把握している不動産会社と物件探しをすることで、安全安心な物件を見付けることができます。

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