- 子育てに向いている土地の選び方がわかる
- 土地を購入する前にやるべきことを理解できる
- 気に入った土地を見つけたら子どもとともに足を運んでみよう
子育てをする家庭にとって、家を建てる土地を決める際は、育児をしやすいかどうかが重要な点でしょう。では、具体的にどんなポイントをチェックすればよいのでしょうか。子育てに適した土地の選び方を押さえましょう。
また、購入前にするべきことや、複数の候補があるなどで迷ったときにどんな点をチェックすればいいのかも解説します。特に乳幼児がいる家庭や、今後子どもを持ちたいと考えている家庭は、しっかり内容を押さえて土地選びに活用してください。
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子育てしやすい土地選びのポイントとは?
育児に向いている住環境とはどんなものなのでしょうか。子育てをするのに適した土地を選びたいと考えたときは、下記のような6つのポイントをチェックするとよいでしょう。
1. 立地と面積
まずは立地や面積です。よく行く場所や駅などへのアクセスはしやすい場所か、交通量や事故の危険性はどうかなどの点はもちろん、実家との距離を重視したい方もいることでしょう。ハザードマップで洪水・地震・火災などの災害の危険性も確認したいところです。
また、土地の面積が狭すぎると、欲しい間取りを実現できない可能性があります。各部屋の広さは十分に取れるか、将来的な子どもの人数に合わせた部屋数を確保できる大きさの家を建てられるかなどを考慮して選ぶことが大切です。
2. 通園・通学
保育園・幼稚園や小学校に通いやすいかという点も重要。また、入園させたい保育園の待機児童の状況も確認しておきたいところです。すでに保育園に通っている場合は、転園せずに通える場所だと便利でしょう。
通わせたい小学校や中学校があるなら、校区・学区も考慮に入れて選ぶことが大切です。小学生になると子どもだけでの行動範囲が広がり、親の目が行き届きにくくなるため、近隣に同じ学校に通う子どもがいると安心かもしれません。
通学路の安全性や、歩道・ガードレールなどが設置されているか、集団登校・保護者による登下校の見守りなどが行われているかなどもチェックしましょう。
さらに、子どもたちが将来どんな進路を選ぶかにもよりますが、成長して高校や専門学校、大学などに進学する際、バスや電車などで通いやすいかも視野に入れられるとよいでしょう。
3. 治安の良さ
大切な子どもたちが事件に巻き込まれないために、治安面も重要です。土地の周辺エリアで痴漢・ひったくり・不審者情報・誘拐などの犯罪が起きていないか調べましょう。あちこちにゴミが放置されていたり、荒れた空き家があったりするのも危険かもしれません。
公園や公衆トイレなどの清掃状況をチェックする・犯罪マップを調べる・警察署や交番の位置を確認するほか、通学路に問題がないか(視界の良さ・危険な場所の有無・街灯の設置状況など)もチェックしましょう。
また、人の目が届きにくい場所に防犯カメラが設置されていたり、周辺地域で防犯パトロールが行われていたりすると安心でしょう。
4. 自然環境
子どもを育てるにあたって、緑に囲まれた自然のなかでのびのびと育てたいという願望がある方も多いのではないでしょうか。そこで、近くに公園・緑地・遊歩道・街路樹など、子どもが自然に触れられる施設や環境があるかをチェックすることが大切です。
アウトドアが好きな家庭は、屋外レジャーなどの存在も確認してみましょう。自然との触れ合いを通じて、刺激を受けながら健やかに成長していけるでしょう。
ただし、自然豊かな場所は豪雨や台風などで水害・風害に巻き込まれるリスクも孕んでいます。ハザードマップをきちんと確認しておくことも重要です。
5. 生活のしやすさ
小児科などの病院・遊戯施設・子どもや親同士の交流の場・スーパー・金融機関など、生活に必要な施設や店へのアクセスもチェックしましょう。子どもには急な病気やケガがつきもの。緊急時のかかりつけ医が近くにあると安心です。
また、家の中にこもってばかりではなく、レジャー施設・児童館・子育て支援センター・公園などに行って遊ばせることも大切。他の利用者との関わりのなかで子ども同士や親同士の交流が生まれ、社交性が身についたり育児の情報交換ができたりと、子育てに役立ちます。
6. 自治体の支援
自治体ごとに子育てを支援するさまざまな取り組みが行われており、支援が充実している地域もあれば、あまり行き届いていない地域もあります。支援内容は、産前産後のサポートがある・子どもの医療費が無料・保育料を助成してくれるなどです。
子育て世代に人気のエリアは、支援体制が整っていることが多いので、ぜひ住みたい土地にどんな制度が導入されているのかをチェックしてみましょう。
アドキャストが運営するYouTubeでも、子育てしやすい都内の行政区について解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみてください。
購入する前にしておきたい3つのこととは?
気に入った土地が見つかったら、急いで契約したくなってしまいがちです。しかし、本当にその土地で問題ないのかどうかをチェックするため、購入する前に現地に足を運ぶのは欠かせません。そこで、土地を見学する際に確認したい点を見ていきましょう。
1. 通学路を子どもと一緒に歩く
通わせたい学校があり、その学校の校区内で土地を探していた場合、学校への行き帰りの道に思わぬ問題が隠れている可能性もあります。
そのため、土地から学校までの通学路を実際に子どもと一緒に歩いてみましょう。赤ちゃんや小さい子どもなら、ベビーカーを押して連れて行くのでもかまいません。
途中に池や川がある場合は、落下や氾濫の危険性がないか。車の行き交いが激しい通りや、逆に車も人もほとんど通らないような危なそうな道はないか。大人は見過ごすのに子どもの興味を引いてしまうようなものがないか、また、その対象物が危険なものではないか。
徒歩で見る風景は、地図や車などから見る景色とは全く異なります。交通量や道路環境、治安の状況、危ないエリアはないかなどをくまなくチェックしてください。
2. 夜に周辺地域を歩いて治安をチェックする
明るいときに見る光景と、暗くなってからの光景もまた大きく異なります。そこで、夜の暗い時間帯に周辺地域を歩いて、夜間の治安状況をチェックすることも重要です。
閑静な住宅街で周辺に緑地などがあることをプラスに捉えていた場合でも、夜になると全く反対の印象を持ってしまう可能性もあるでしょう。逆に、昼間はマイナスに感じられていた部分が、夜にはプラスに働くこともあります。
特に子どもが中学生や高校生になると、部活動や習い事などで帰宅時間が遅くなってしまいがちです。明かりのない暗い道や危険そうな場所はないか、人通りはどの程度なのか、繁華街や公園などに人が集まって騒ぐ様子はないか、休みの前日の雰囲気は特にチェックしておきましょう。
3. 買い物エリアへ出かけて生活しやすさをチェックする
ひんぱんに買い物をするであろう店舗や施設まで、利用する予定の交通手段で行ってみることも大切です。車で行くなら、駐車場の広さ・車の停めやすさや、子どもと一緒でも安全かどうかをチェックしてください。その店を訪れる客層も見ておきましょう。
また、赤ちゃん連れの場合は、歩いて行くならベビーカーを押しながらでも行きやすい場所にあるか、車などで行く場合でも、店内・施設内を移動する際にベビーカーが通りやすいかどうかなどが大切です。
土地選びで悩んだときに確認したいこと
最後に、土地選びで悩んだり迷ったりした場合に確認したい点を押さえましょう。
1. ここに住みたいと感じられるか
「ここは居心地がいい」「この場所で暮らしたい」と思えるかどうか、その土地を好きだと感じられるかどうか、自分の感覚を大事にすることは重要です。
通園や通学の利便性、周囲の環境などはもちろん大切ですが、気に入らない土地に住むことは後々苦痛になる可能性も。直感を信じ、逆にマイナスの印象がある場合は検討し直してみましょう。
2. 子どもが気に入っているか
子育て家庭なので、子どもがその土地を気に入っているか・過ごしやすそうかどうかも大事なポイント。一緒に街並みを歩いているときなどに、子どもの素直な気持ちや感想に耳を傾けてみてください。
親も子どももなじみやすい土地なら、住み始めてからも快適な日々を送れるでしょう。
3. 雨の日に不快感はないか
雨の日は、ジメジメして薄暗く、気分もどんよりしがちです。そこで、雨が降っているときに土地を訪れてみて、水はけや川の増水具合、車の騒音、暗さなどをチェックしてみましょう。雨の日でも不快感を感じにくい土地なら、気分良く過ごせることでしょう。
気に入った土地を見つけたら子どもと一緒に訪れてみよう
これから長い間子育てをすることを考えると、土地選びの際にも、大人だけで住むのとは違った目線からさまざまな点をチェックしなければなりません。立地・利便性・周辺環境など大切なポイントが多数あるので、重視したい点を中心にじっくり検討してください。
また、気になる土地を見つけたら、購入前に必ず実際に現地を訪れ、子どもを連れて歩き回り、環境を確認することも重要です。
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