中古マンションを購入する流れ8ステップ|失敗しないための注意点も理解しよう

中古マンションを購入する流れ8ステップ|失敗しないための注意点も理解しよう
この記事のポイント
  • 中古マンションを購入するときの全体的な流れがつかめる
  • 各ステップでのポイントが理解できる
  • 中古マンション購入時の注意点がわかる

中古マンションの購入を考えている方は少なくないでしょう。しかし、何から始めればいいのか、契約までにどんなことをする必要があるのかなど、流れがわからないと不安に感じるのではないでしょうか。

そこで、中古マンションを購入するときの流れをステップごとに理解し、購入における注意点も頭に入れましょう。

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中古マンションの購入の流れ

中古マンションを購入する場合、契約から入居するまでの期間は約1~3ヶ月です。ただし、リフォームが必要な場合などは長くかかることもあります。

購入の前に、まずはやるべきことを理解しておく必要があるため、引き渡しまでの流れをステップを追って解説していきましょう。

1. 資金計画を立てる

はじめに行うのが資金計画です。自分の収入やライフプランから、物件価格がいくらくらいまでなら買えるのかという予算を算出し、資金計画を立てます。

中古マンションの予算相場と諸費用の目安を理解する

中古マンション購入時の予算は、「頭金+住宅ローン」で計算するのが一般的です。目安として、頭金は物件価格の10~20%程度、残りが住宅ローンという配分にします。頭金をどのくらい払えるのか、月々住宅ローンをどの程度返済できるのかを考えましょう。

また、不動産を購入する際には、登記費用・印紙税・仲介手数料などの諸費用が別途物件価格の6~8%程度かかることも、計算に入れなければなりません。

住宅ローンについて

住宅ローンとは、住宅購入のために金融機関などから融資してもらう「借入金」のことです。後述する事前審査・本審査を経て融資が下ります。

住宅ローンは借り入れる金額にプラスして金利がかかる上、長い年月をかけて返済しなければなりません。そのため、適切な金額がわからない場合、収入などをもとに不動産会社に相談するのもよいでしょう。

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2. 情報収集・物件探しをする

つづいて行うのは、物件探しです。物件検索サイトや不動産会社などを利用して中古マンションの物件情報を集め、自分の希望に合う物件を見つけましょう。

情報収集のやり方

情報収集は、「不動産会社に住みたい家の希望や条件を伝える」「適した物件を探して提案してもらう」の繰り返しです。提案してもらった物件が気に入れば決まりますし、気になる点があればNGな理由や追加したい希望を伝えて、新たな情報をもらいましょう。

物件選びのポイント

物件を選ぶときには、エリア・築年数・間取り・修繕の状況・周辺環境などを念入りにチェックすることが大切です。ただし、条件が厳しくなればなるほど物件価格も上がる可能性があります。特に、立地や築年数は中古マンションの価格相場を左右しやすい条件です。

また、建物の耐震性も確認しておきましょう。新耐震基準で建てられたマンションであれば、比較的安全です。

3. 物件の内見をする

情報収集して気になる物件が見つかったら、内見の申し込みをします。日程調整を行い、実際に物件を見に行きましょう。

内見時にチェックすべき点

物件の内覧時には、多くの方がつい室内ばかりを見てしまいがちです。しかし、見るべきは室内だけではありません。物件が自分の希望条件に合っているかという点はもちろん、修繕状況・周辺環境などもしっかりチェックしましょう。

なお、購入後に自分で間取りや配管などを変えたい場合は、希望の内容のリノベーションが可能かどうかも確認してください。

4. 購入を申し込む

買いたい中古マンションが見つかったら、次は不動産会社に購入の申し込みを行います。

買付証明書(購入申込書)を提出

申し込み時には、購入の意思表示を行うための「買付証明書」という書類を提出しましょう。法的義務や拘束力はありませんが、ほかにも購入希望者が現れる可能性があるため、申し込み時に出すのが一般的です。買付証明書を提出すると、価格交渉も行えます。

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5. 住宅ローンの事前審査を受ける

購入申請と同時期に、金融機関に住宅ローンの申し込みを行い、事前審査(3・4日~1週間程度)を受けます。事前審査とは、完済時や借入時の年齢・健康状態・物件の担保評価・勤続年数や年収などがチェックされる審査です。

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6. 不動産売買契約を結ぶ

つづいて、売主さま・買主さま双方合意のもと、いよいよ中古マンションの売買契約をします。契約時に行われるのは、物件の重要事項説明・売買契約の締結・手付金の支払いの3つです。

契約時に用意するもの

売買契約の際には、おおむね以下のものが必要です。

  • 本人確認書類
  • 印鑑
  • 手付金(物件価格の5~10%程度)
  • 印紙代
  • 不動産会社への仲介手数料の全額

不動産会社によって異なる可能性があるため、前もって確認しておきましょう。

7. 住宅ローンを契約する

金融機関で住宅ローン契約を結び、本審査を受けます。本審査は、物件の担保評価を重点的にチェックされるほか、事前審査の内容と相違がないかも見られます。

また、あわせて「団体信用生命保険(団信)」に加入するのが一般的です。加入には健康状態の告知が必要ですが、団信に加入すると、万が一のことがあった際にローンの残債をまかなってもらえます。

金銭消費貸借契約の締結

金銭消費貸借契約、つまり住宅ローンの契約時に、借入金額・返済期間・金利などの正式な条件が決まります。契約締結の際には、購入するマンションを担保にする「抵当権」の設定が必要です。

住宅ローン契約に必要な書類

住宅ローンの契約時に必要な書類には、以下のようなものがあります。

  • 本人確認書類(マイナンバーカードや免許証・住民票・印鑑証明書など)
  • 収入確認書類(源泉徴収票・住民税決定通知書など)
  • 物件確認書類(物件のパンフレットや販売図面・土地と建物の登記事項証明書など)
  • 不動産売買契約書

融資を受ける金融機関に、あらかじめ確認しておきましょう。

8. 決済および物件の引き渡し

最後に決済を行い、物件が引き渡されます。住宅ローンを契約した金融機関に買主さま・売主さま・不動産会社・司法書士などが集まり、金融機関の担当者立ち会いのもと、引き渡しに向けた手続きが行われることが一般的です。

融資が実行され、売買代金の支払いが行われるほか、登記手続きの委任や関係書類の授受などもあります。手続きとあわせて、購入したマンションの鍵を受け取り、引き渡しは完了です。

引き渡し時に用意するもの

引き渡しの際に準備するものは、本人確認書類・印鑑・通帳・キャッシュカードなどです。金融機関に確認しておいてください。また、物件の売買代金のほか、固定資産税・管理費・修繕積立金なども支払わなければならないので、必要な金額を用意しておきましょう。

中古マンション購入時の注意点

中古マンション購入時の注意点

中古マンション購入の流れが把握できたところで、購入に失敗・後悔しないため、注意点も押さえましょう。

ホームインスペクションを利用する

中古マンションの購入にあたっては、専門家に建物の検査・評価をしてもらう「ホームインスペクション」を利用すると安心です。物件を内覧した際に気になる点をチェックするのは当然ですが、素人の目では見えないダメージが隠れている可能性もあります。

そこで、ホームインスペクションを受けると、プロの診断により、劣化や欠陥の状況など素人目線では気づかなかった点がわかります。5~7万円ほどの費用がかかりますが、新居で安全に暮らすためにもぜひ受けましょう。

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不安な点などはしっかり確認し、よく比較検討する

勢いで「この家にしよう」と決めて手付金を支払った後に、もっと良い物件が見つかることもあります。手付金は返還されない(違約金として放棄することになる)ので、中古マンション購入の際は、じっくりといろいろな物件を見て比較検討することが大切です。

また、気になった点はその都度質問や確認を行い、契約時に不安を残さないことも重要なポイント。買ってからでは遅いこともあるので、失敗しないために慎重に検討してください。

中古マンションの購入の流れと注意点を理解して理想の物件を見つけよう

中古マンションを手に入れるためには、資金計画・物件探し・申し込み・住宅ローンの申請など、さまざまなステップを経る必要があります。購入の流れやポイント、注意点をきちんと押さえ、自分にとって本当に良いと思える物件に出会いましょう。

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