家を買う流れを分かりやすく解説|購入から入居まで必要な期間はどれくらい?

家を買う流れを分かりやすく解説|購入から入居まで必要な期間はどれくらい?
この記事のポイント
  • 家を買う流れが10STEPで理解できる
  • 住宅ローンを利用する方は住宅ローンの流れも忘れずに押さえておく
  • 購入前に流れを把握することで、スムーズな購入が目指せる

マイホームの購入は、ライフプランの中でも大きな出来事のうちのひとつです。しかし、ほとんどの人にとって家の購入は初めての経験となるのではないでしょうか?

家を買うにあたって、「何から始めて良いのかわからない」「手続きはどうやればいいの?」という悩みをお持ちの方も多いと思います。そこで今回は、家を買うまでの流れやチェックポイントなどを紹介します。

流れを押さえて、理想の家を購入してみましょう。

家を買う流れを分かりやすく解説!

家を購入するまでには、さまざまな準備や手続きが必要です。一見、やることが多く複雑に見えるかもしれませんが、ここでは10ステップに分け、順番に解説していきます。流れに沿って、ひとつずつしっかりと準備していきましょう。

1. 資金計画を立てる

まずは、家を購入するための資金計画を立てましょう。先に物件を選んで資金を準備するのではなく、どれくらいの金額の物件を買うか、いくらぐらい借り入れして頭金をどれくらい用意するのかなど、予算を立てると物件を絞りやすくなります。

将来的なライフプランも考慮し、無理なく支払いを続けられる、余裕のある資金計画を考えておきましょう。

住宅ローンの借入可能額をチェックしておこう

資金計画を立てる上では、住宅ローンが欠かせません。しかし、借入可能額は人によって異なります。

住宅ローンの借入額の目安のひとつに、「年収倍率」があります。年収倍率とは、物件の価格が購入者の年収の何倍であるかを数値で表したものです。たとえば、年収600万円の方が3,000万円の物件を購入するとなると、年収倍率は5倍と表すことができます。

住宅金融支援機構が発表する「2022年度フラット35利用者調査」によると、長期固定金利住宅ローン である「フラット35」の利用者の中では、注文住宅・建売住宅の平均年収倍率はともに6.9倍となっています。

引用元
住宅金融支援機構|フラット35利用者調査
住宅金融支援機構|2022年度フラット35利用者調査

家を購入する立地や広さなど、さまざまな条件で予算は大きく異なるので一概には言えませんが、年収倍率を目安に予算を決め、住宅ローンの借入額や返済額を検討してみてください。

2. 情報収集を行う

資金計画を立てたら、物件の情報収集を行いましょう。大まかに希望のエリアを決め、エリア内にどんな物件があるのか、情報を集めます。

特に中古住宅であれば、不動産情報サイトにエリア内の物件情報が一同に掲載されていますので、なるべくたくさんの情報を集めるようにしましょう。こういったサイトでは外観だけでなく、内装の写真やどんな設備があるのかなども確認することができます。

情報を集めるうちに自分の理想が固まってきたり、エリア内の相場感がわかってきたりして、より具体的で現実的に希望を整理できるでしょう。

希望条件を前もって整理しておこう

情報収集を行う際には、大まかで構いませんので、希望条件を前もって整理しておきましょう。部屋の数や広さなど物件に対する希望の他にも、立地や利便性、周囲の環境など、希望を整理しておくと情報収集がよりしやすくなります。

自分にとってどんな家が理想なのか、どんな点を重要視するのかをまとめ、優先順位をつけておくことが大切です。

3. 物件を内見する

希望に合う物件が見つかったら、管理者に問い合わせをして物件を内見させてもらいましょう。中古住宅であれば、実際に物件の中まで見せてもらうことができます。

事前に写真や動画で確認していても、自分の目で見てみると思ったよりも狭い/広すぎるなど、イメージと違う部分も出てくるでしょう。建材や設備など、希望条件との大きな相違はないか、チェックしてみてください。

見学時にチェックしたいポイントとは?

内見では、どんな点に気をつけて見学すれば良いのでしょうか?内見時にチェックしたいポイントについては、以下のようなものがあります。

外観

  • 外壁や基礎部分に傷やひび割れなどがないか
  • 屋根や軒裏に破損がないか
  • 雨樋の破損がないか
  • 塗装に剥がれはないか

室内

  • 日当たり
  • コンセントの数や位置
  • 窓や扉がスムーズに開閉できるか
  • 家具の設置スペースはあるか
  • 家事動線
  • 周囲の騒音が気にならないか
  • 水回りに漏れがないか
  • においがないか

他にもクローゼットや押入れなど、了承が得られれば開けられるところはすべて開けて確認してみてください。家具の設置スペースや収納スペースを確認するために、メジャーを持っていくことをおすすめします。

4. 物件の絞り込み・申し込み

気になる物件をいくつか内見できたら、そこからさらに物件を絞り込んでいきましょう。妥協できるところ・できないところをしっかりとリストアップし、理想に一番近いと思われる物件を決めたら、いよいよ購入の申し込みを行います。

申し込みの時に必要になるものとは?

新築住宅と中古住宅、どちらを購入するのかによって、申込の時に必要になるものが異なります。それぞれ、一般的にはどんなものが必要なのかを紹介します。

新築住宅では、「申込証拠金」の支払いを求められることがあります。これは、購入の意思を明確にするため、販売元の不動産業者に預ける費用です。金額は概ね10万円以内のことが多いですが、物件によって異なります。

ただし、新築戸建ての場合は、申込証拠金の支払いを求められることは少ないです。

なお、申込証拠金は契約が締結すれば手付金の一部として充当され、何らかの理由で契約に至らなかった場合は返金されます。

一方で中古住宅の場合は、不動産業者は売主さまではなく仲介者にあたります。そのため、不動産業者に「買付証明書」を預け、売主さまに対し購入する意思を伝えます。

5. 住宅ローンの事前審査

住宅ローンを利用する場合は、住宅ローンの事前審査を受けることも必要です。事前審査には源泉徴収票や本人確認書類などの提出を求められることもありますので、必要な書類を確認して準備しておきましょう。

なお、住宅ローンの審査については別記事でもくわしく紹介していますので、あわせてご覧ください。

参考記事
住宅ローン審査とは? 審査の流れと通過のポイントを紹介

住宅ローン手続きの流れとは?

住宅ローンでは、事前審査に通った後、本審査もあります。本審査が終わり金融機関と契約の手続きをすることで、融資を受けられるようになります。

住宅ローンの審査には日数がかかり、数週間必要なこともあるので、なるべく早めに準備をしておくと良いでしょう。

6. 売買契約を締結する

この時点ではまだ契約はしていません。あらためて、購入物件の売買契約を締結しましょう。

売買契約において必要なものは、以下の通りです。

  • 購入者の実印
  • 本人確認書類(住民票、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
  • 物件価格に応じた金額の収入印紙
  • 手付金

なお、売買契約に必要なものについては別記事でもくわしく紹介していますので、あわせてご覧ください。

参考記事
不動産売買に必要な仲介手数料とは? 相場や支払うタイミングについて紹介

重要事項説明書をしっかりとチェックしよう

契約書に署名・捺印する前に、重要事項説明書や契約書の内容をしっかりとチェックしておきましょう。特に重要事項説明書には、物件の状態や取引の条件、災害に関する次項など、物件に関するさまざまな事柄が記載されています。

重要事項説明書は契約前に受け取っておくこともできるので、後から「知らなかった」「聞いていない」とならないためにも、事前に受け取ってしっかりと目を通しておくことをおすすめします。

7. 住宅ローンの本申込

ここまでで住宅ローンの本審査に通っていたら、本契約を行いましょう。

本審査は金融機関と手続きを結ぶために利用者の経済状況や健康状態、完済時の年齢などさまざまな点を評価されるため、事前審査よりも提出しなければいけない書類が多いです。

一般的には住民票や印鑑証明といった役所で発行してもらうものの他に、本人確認書類・収入証明書類などが必要で、さらに物件の詳細資料も求められます。

8. 内覧を行う

新築物件の場合は、事前に建物の様子を見て確認することができません。通常は建築中にモデルルームで内見を行います。

そのため、物件が完成した後、改めて内覧を行いましょう。図面との違いはないか、外装の状態は悪くないかなど、建物の状態をチェックしましょう。

9. 残金決済・引き渡し

契約後、すぐに物件を引き渡してもらえるわけではありません。引き渡しには残金決済を行う必要があります。

残金決済とは、購入価格から契約前に支払った手付金を引いた残額のすべてを支払うことです。住宅ローンを利用する場合は、金融機関から不動産業者に振り込んでもらうことも可能です。

残金決済を行い支払いが確認されたら、いよいよ物件の引き渡しです。

10. 入居後|確定申告

物件購入・入居した翌年から、住宅ローン控除を利用したい方は、確定申告をしましょう。

住宅ローン控除は、国税庁によると「個人が住宅ローン等を利用してマイホームの新築、取得又は増改築等(以下「取得等」といいます。)をした場合で、一定の要件を満たすときは、その取得等に係る住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額を、居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除する「住宅借入金等特別控除」の適用を受けることができます。」とされています。

引用元
国税庁|住宅ローン控除を受ける方へ

売買契約書の写しや登記事項証明書など、売買契約時の書類が必要になるため、あらかじめ準備しておきましょう。

購入から入居まではどれくらいの期間が必要になる?

購入から入居まではどれくらいの期間が必要になる?

物件を購入してから実際に入居するまでは、いくらかの期間を要します。どれくらいの期間が必要なのか、物件ごとに見ていきましょう。

1. 新築物件|建売住宅・分譲マンション

建売住宅や分譲マンションなどの新築物件の場合は、完成していれば内見から1カ月、遅くても2カ月くらいが必要です。特に分譲マンションの場合、建設中から売買契約を結ぶこともあるので、建設が終わっていなければその分時間がかかってしまうことを覚えておきましょう。

2. 注文住宅

注文住宅の場合は、契約してから工事に着工するため、1年ほどが目安となります。ただし、設計や建材、工法などにこだわると、2年以上掛かるケースも少なくありません。

3. 中古物件|一戸建て・マンション

中古物件の場合は、すでに完成している物件のため、早くて1カ月、遅くても3カ月ほどが目安となります。ただし、購入後にリフォームが必要なケースでは、その分の工期が必要なため遅くなることもあります。

購入前に大まかな流れを把握しておこう!

今回は、家を買う流れや、購入してから入居までに必要な日数などを紹介しました。

マイホームは大きな買い物となるため、資金計画や物件選び、住宅ローンの審査などさまざまな準備と手続きが必要です。スムーズに購入するためにも、購入前に大まかな流れを把握し、しっかりと準備をしておきましょう。

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