- 板橋区は都心へのアクセスが良く、通勤・通学に便利なエリア
- 緑豊かな公園や子育て支援施設が多く、子育て世帯に優しい環境が整っている
- 地域コミュニティが活発で、子どもも大人も安心して暮らせる街づくりが進んでいる
住環境選びは、特に家族にとって大きな決断となります。仕事や生活の利便性を重視しつつも、子どもの成長に適した場所を選ぶことは、未来に向けた大切な選択です。そんな中で、板橋区は子育て世帯にとって非常に魅力的なエリアとして注目されています。
板橋区は東京23区の中でもアクセスが良好で、自然豊かな環境が広がり、安心して暮らせるエリアです。交通機関の充実、生活の便利さ、そして子育て支援が整った地域として、多くの家族に選ばれています。
本記事では、板橋区の住みやすさ、特に子育て世帯にとっての利便性について、教育、治安、住環境などの視点から詳しく解説します。
板橋区子育ての良いところ
- 子育て支援センターやファミリーサポートなど多彩な支援制度
- 板橋区立赤塚公園や平和公園など緑地が多い
- 都営三田線・東武東上線など複数路線利用可能
- 認定こども園や保育園、特色ある学校も多い
- 地域の見守り活動が盛んで治安も安定
- 地域イベントやお祭りが多く、子どもも参加しやすい
板橋区子育ての注意点
- 駅周辺の混雑や家賃相場の上昇
- 一部地域の交通渋滞や駐車場不足
- 再開発中のエリアの工事騒音
- 都心に近い反面、緑地が減少している場所もある
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板橋区ってどういう街?

板橋区は東京都の北部に位置し、面積32.17平方キロメートルで、東京23区の中では9番目に広い行政区です。2025年1月現在、約57.9万人が住んでおり、その中には0歳から14歳までの子どもが57,362人を占めています。これは、板橋区が子育て世帯にとって住みやすいエリアであることを示す一つの指標と言えるでしょう。
板橋区の最大の魅力は、都心への抜群のアクセスの良さ。特に、板橋駅から池袋駅までわずか3分、新宿駅まで10分と、都心の主要エリアへダイレクトにアクセスできる便利さが魅力です。忙しい日々を送る方にとって、この近さは大きな利点であり、快適な通勤・通学が可能です。
また、板橋区内には「赤塚植物園」や「板橋区立熱帯環境植物園」など、都会の喧騒を忘れさせてくれる自然スポットも豊富です。緑豊かな環境でリラックスしながら生活できるため、都心の利便性を享受しつつ、静かな暮らしができる点も板橋区の大きな魅力となっています。
板橋区のエリアごとの特色
板橋区は、東京都内でも多様な特色を持つエリアが広がっています。各地域には独自の雰囲気や魅力があり、生活スタイルに合わせて住みやすい場所を選ぶことができます。
板橋地域は、区の南東に位置するエリアで、板橋駅周辺に多くの商業施設や飲食店があります。交通アクセスが非常に便利で、池袋や新宿へのアクセスも短時間でできるため、通勤・通学の利便性を重視する人にとって最適と言えるでしょう。活気のある街並みとともに、日常生活の利便性が高いため、若年層を中心に多くの人が住んでいます。
大山地域は板橋区の東部に位置し、大山駅周辺の商店街が賑わっています。昔ながらの雰囲気を残しつつも、近年は若者向けのカフェなどの飲食店も増えてきており、オシャレでありながらも温かみのある街です。
赤塚地域は、板橋区の西部に位置し、自然豊かな環境が魅力です。赤塚植物園や緑地など、自然との触れ合いができるスポットが多く、静かな住宅街が広がっています。都心から少し離れた場所に位置しているため、落ち着いた環境で生活を送りたいファミリー層にとって非常に人気が高いエリアです。
志村地域は、板橋区の中央に位置し、志村坂下駅周辺が特徴的なエリアです。交通の便が良いだけでなく、周辺には広い公園や住宅街が広がっており、自然環境も豊かです。静かな住環境を重視する人々にとって、落ち着いた生活ができるエリアです。
子どもから大人まで楽しめる地域密着型イベント
板橋区には、地域コミュニティの結束を感じることができる多彩なイベントがあります。特に、地域の人々が一堂に会する機会となる「板橋区民まつり」は、毎年多くの住民が集まり、楽しみながら交流を深めるイベントとして人気です。このお祭りでは、地元の特産品やグルメが並び、音楽やダンスなどのパフォーマンスもあり、街全体が活気づきます。
また、板橋区では地域密着型のイベントが豊富で、これらは多くが区内の公民館や公共施設、そして商業施設で開催されます。例えば、区内の図書館や文化センターでは、子ども向けの読み聞かせ会やワークショップが定期的に開かれています。こうしたイベントは、地域住民が気軽に参加できる場として親しまれています。
これらのイベントは、地域の人々とのつながりを深め、日常的に楽しめる催しが多いため、板橋区の住みやすさを感じさせる理由の一つと言えるでしょう。都会的な利便性と、地域コミュニティの温かさが調和したこのエリアで、心地よい時間を過ごせることが魅力です。
板橋区の主要駅
板橋区内には、都心へのアクセスが便利な駅がいくつかあります。
板橋駅は、JR埼京線が乗り入れており、池袋駅までわずか3分、新宿駅まで10分ほどという好アクセスが魅力です。駅周辺には、ショッピングや飲食を楽しめる施設が豊富にあります。また、板橋駅周辺は商業施設や公共施設も整備されており、非常に便利なエリアです。
大山駅は、東武東上線が通る駅で、池袋駅まで約10分、新宿駅まで20分以内というアクセスが特徴です。周辺には「大山商店街」などの賑やかなエリアが広がり、買い物やグルメを楽しめるほか、静かな住宅街も多く、子育て世帯にも適した住環境が整っています。
東武練馬駅も同じく東武東上線が通る駅で、池袋まで約15分、新宿まで20分程度でアクセス可能です。駅周辺には大型のショッピングセンターやスーパーもあり、日常の買い物に便利なエリアです。駅近でありながら落ち着いた住宅地も広がり、生活環境が整っています。
高島平駅は、都営三田線が通る駅で、東京都心部へアクセス良好。池袋まで約15分、新宿まで20分と、都心までの通勤・通学がスムーズです。また、駅周辺は緑豊かな住宅街が広がっており、子ども連れのファミリーにも住みやすい環境です。
板橋区の子育て支援事情

板橋区は「板橋区次世代育成推進行動計画 いたばし子ども未来応援宣言2025」に基づき、妊娠期から就学期まで切れ目なくサポートする体制を整備しています。地域に根差した子育て支援を推進し、区独自の支援制度を強化することで、子育て世帯の生活を支えています。
区の基本方針として、子どもたちが健やかに成長し、安心して生活できる環境を提供するために、さまざまな支援メニューが用意されています。
制度名 | 内容 | 対象年齢 |
---|---|---|
出産応援ギフト | 5万円相当 | 妊婦1人につき |
子育て応援ギフト | 10万円相当 | 新生児1人につき |
子ども医療証 | 自己負担分の 医療費助成 | 乳幼児医療証(マル乳):出生日から 6歳になった日以降の最初の3月31日まで 子ども医療証(マル子):マル乳終了後から 15歳になった日以降の最初の3月31日まで 高校生等医療証(マル青):マル子終了後から 18歳になった日以降の最初の3月31日まで |
いたばし版 ネウボラ | 妊娠期から 継続的な相談支援 | 妊娠期~学童期 |
子ども ショートステイ | 一時的な施設での お預かり | 生後43日から18歳未満 |
ショートステイ・ トワイライトステイ | 宿泊を含む施設での お預かり 日帰りは午後10時まで | 2歳から12歳まで |
赤ちゃんの駅 | 区立施設や民間施設を オムツ替えや授乳で 利用できる | 乳幼児(0歳から概ね3歳児まで)連れの保護者 |
上記で紹介した制度は、板橋区が提供している子育て支援の一部に過ぎません。板橋区では、さらに多くの子育て支援制度やサービスが整備されています。詳しくは板橋区公式ホームページの子育て・教育・生涯学習をご覧ください。
いたばし版ネウボラ -妊娠期からの継続的なサポート<
板橋区では、「いたばし版ネウボラ」を導入し、妊娠期から出産後、学童期に至るまで、切れ目のない支援を提供しています。この支援制度は、妊娠中の方や子育て中の家庭が必要な支援を受けられるよう、専門職(助産師や保健師)がしっかりとサポートする体制を整えています。
「ネウボラ」とは、フィンランド発祥の子育て支援の仕組みで、妊娠期から子育て期に至るまで、専門家が個別にサポートを提供する「伴走型支援」のことです。板橋区でもこの理念を取り入れ、地域の保健センターで専門職による一貫した支援が行われています。
「いたばし版ネウボラ」の大きな特徴は、単なる相談窓口ではなく、妊娠期から学童期まで、継続的に寄り添った支援を提供する点です。区内の各地域にある保健センターでは、専門職が妊娠期の相談から出産後のケアまで、一貫したサポートを行っています。
妊娠中の方や育児中の家庭は、出産前後の不安や悩みを気軽に相談でき、必要な行政サービスや地域の子育て情報を提供してもらうことができます。これにより、子どもを育てる環境が整い、地域との繋がりを感じながら安心して子育てができるようになります。
出産・子育て応援事業の充実
板橋区では、妊娠期から子育て期に至るまで、妊婦・子育て家庭が安心して生活できるよう、幅広い支援を提供しています。
例えば、妊娠届出時には、「母と子の保健バッグ」が配布されます。このバッグでは、妊娠中の健診受診票や産前・産後の歯科検診受診票が提供されるほか、地域の子育て支援情報を得るための有用なツールとしても活用されています。
また、赤ちゃんが誕生した子育て世帯を応援する利用券(バウチャー)の「すくすくカード」も配付されます。このカードを活用することで、保護者の外出の機会を増やし、リフレッシュ機会の確保や社会参加・参画を推進しながら、子育てしやすい環境を整えることができるでしょう。
板橋区の一時預かりサービス
板橋区では、子育て中の保護者の負担軽減と緊急時対応を目的とした、多様な一時預かりサービスを提供しています。
「ショートステイ」では、保護者が疾病や通院、介護、育児疲れや不安、事故・災害、学校や仕事の都合、冠婚葬祭、その他区長が認める事情で養育が難しい場合に、協力家庭の自宅でお子さんを預かります。原則日帰りで、生後43日から18歳未満のお子さんが対象です。
「トワイライトステイ」では、同様の理由で保護者が養育できない場合に、午後10時までの預かりに加え宿泊も可能なサービスを提供しています。対象は2歳から12歳までのお子さんです。
「ファミリーサポートセンター」では、生後43日から12歳になる年の3月31日までの児童を対象に、地域の会員が保護者に代わって短時間の保育や送迎を行う育児援助活動を支援し、地域の助け合いで子育てしやすい環境づくりに貢献しています。
板橋区の学校紹介

板橋区は、子育てファミリーにとって安心して子どもを育てられる教育環境が整ったエリアです。保育施設から小中学校、高等教育機関まで幅広い学びの機会があり、地域全体で子どもの成長を支えています。
特に公立小中学校では、「学びのエリア」と呼ばれる22の中学校区ごとの連携体制が構築されており、児童・生徒の学びの継続性と地域に根ざした教育が実現されています。これにより、小学校と中学校が連携し、子どもたちの発達段階に応じた一貫した指導を受けられる体制が整備されています。
保育園・認定こども園・幼稚園の状況
板橋区では、認可保育園や幼保連携型認定こども園など、多様な保育施設が整備されており、子育て家庭の多様なニーズに応じた保育環境が整っています。区内には公立・私立を含む認可保育施設が多数設置されており、利用定員や施設数は板橋区公式サイトにて随時公表されています。
特に注目されるのは、待機児童対策の成果です。2014年の待機児童数は515名に上りましたが、その後、受け皿整備や支援策の強化が進められ、2022年度以降は3年連続で待機児童ゼロを達成しています。
最新のデータによると、入所保留児は374名いますが、多くは育児休業取得中や他施設への入所者であり、国の基準に基づく待機児童には含まれていません。夜間・延長保育、病児・病後児保育など多様な支援体制や、保育士確保のための宿舎借り上げ支援制度なども充実し、共働き家庭にもやさしい保育環境が整っています。
引用元
区立保育園 一覧・活動の様子・イベント等|板橋区公式ホームページ
私立認可保育所一覧|板橋区公式ホームページ
令和6年5月16日文教児童委員会|板橋区議会議員 井上温子公式ウェブサイト
待機児童の増減が映し出す様々な様相|株式会社保育システム研究所
小中学校の教育環境と進学状況
板橋区では、児童・生徒が安心して学べる環境づくりに力を注いでおり、公立小学校・中学校は地域の特性に応じたきめ細やかな教育を展開しています。前述の「学びのエリア」制度により、小学校と中学校の連携が進み、児童から生徒へのスムーズな学びの継続が実現されています。
54校の区立小学校と22校の区立中学校があり、それぞれが地域コミュニティと密接に関わりながら、子どもたちの成長を支えているのが特徴です。少人数制や特色ある学習プログラムの導入など、多様なニーズに対応した教育体制が整っている点も魅力でしょう。
また、2024年の板橋区の私立中学校への進学率は都内平均よりやや控えめですが、区内外の私立・国立中学受験を目指す家庭も多く、進学実績の向上に努める学校が増加傾向にあります。特に区内には特色ある教育方針を持つ私立校が複数存在し、多様な選択肢を提供している状況です。
中学校卒業後の都立高校進学実績も着実に積み重ねられており、地域の教育委員会と連携した進路指導や学習支援が充実しています。こうした環境によって、子どもたちはそれぞれの能力や希望に合った進学先を選択できると言えるでしょう。
引用元
板橋区立小学校一覧|板橋区公式ホームページ
板橋区立中学校一覧|板橋区公式ホームページ
中学受験2025 受験者数予測や出願状況 志望者増の学校とは? 東京都2024年の区市町村別 私立中学校進学率も掲載 | NHK
主要な教育機関
板橋区内には多様な教育機関が点在し、子育て世帯にとって魅力的な学習環境が整っています。区立学校だけでなく、私立学校も複数あり、特色ある教育プログラムを提供しています。
特に私立では、創立年数の長い伝統校や、特色あるカリキュラムを持つ学校が存在し、地域の教育レベル向上に寄与しています。例えば、東京家政大学や帝京大学の附属校が区内にあり、一貫した学習環境を求める家庭にも対応可能です。
さらに、東京家政大学や帝京大学も板橋区内にキャンパスを構えており、区内の中高一貫校からの進学もスムーズに行え、教育の連携が進んでいます。
また、児童・生徒の多様な学習ニーズに対応するための専門的な学習支援施設や地域の学習支援センターが整備されています。
例えば、板橋フレンドセンターは、学校に通うのが難しい子どもたちに対して、個別の学習支援や生活支援を行う適応指導教室を提供しています。また、教育支援センターでは、特別支援教育に関する相談や支援を行っており、医療的ケアが必要な児童・生徒への支援も実施しています 。
さらに、就学前の段階から個別の支援が必要な場合には、就学支援シートを活用し、保護者と学校が連携して個別指導計画を作成するなど、きめ細やかな支援体制が整っています。
これらの施設や制度により、板橋区はすべての子どもたちが安心して学べる環境だと言えるでしょう。
板橋区は子どもにとって住みやすい街か?

板橋区は都心に近くアクセスが良い一方で、下町の温かさや地域のつながりが感じられる住環境が整っています。区内には多くの公園や緑地も点在し、子どもたちがのびのびと遊べる環境が豊富です。また、区独自の子育て支援サービスや子ども向け施設も充実しており、子育て世帯にとって安心して暮らせる街と言えます。
一方で、人口密度が高いエリアもあるため、通学路の安全確保や交通量の多さが課題となっている地域もあります。また、待機児童問題については近年改善が見られるものの、引き続き保育施設の整備や受け皿拡大が求められています。
総じて、板橋区は利便性と地域コミュニティの両面でバランスの取れた子育て環境が整っており、これから子どもを育てたい家庭にとって魅力的な街と評価できるでしょう。
引用元
令和6年版板橋区の統計 1.土地・人口|板橋区公式ホームページ
板橋区の待機児童
前述したように、板橋区では、2024年度において待機児童数は0人となっており、保育所等の受け入れ体制が安定しています。
ただし、保育所の利用申請数も変動しているため、入園のしやすさには一定の地域差や年度ごとの変動が見られます。区は保育士の確保や保育施設の拡充を進めるとともに、待機児童対策を継続的に実施し、子育て世帯が安心して保育サービスを利用できる環境づくりを目指しています。
また、0~2歳児の待機児童解消に向けて、ベビーシッター利用支援事業が実施されています。 これは、認可保育所等に入所できるまでの間、認可外のベビーシッターを利用する際の費用負担を軽減するもので、育児休業後に復職する保護者も対象となっているのが特徴です。
これらの取り組みにより、板橋区は待機児童問題に対して積極的に対応しており、子育て世帯にとって安心して子どもを預けられる環境が整っていると言えるでしょう。
引用元
令和7年度 ベビーシッター利用支援事業(待機児童向け)|板橋区公式ホームページ
公園やお出かけスポット|子どもが遊ぶ環境
板橋区には、子どもたちが自然や動物と触れ合えるスポットも充実しています。
例えば、「板橋区立こども動物園」は、多くの動物と間近でふれあえる施設として家族連れに人気です。ウサギやモルモットといった小動物と触れ合えるほか、ヤギやヒツジの餌やり体験もできます。四季折々のイベントも開催され、子どもたちの感性を育む場となっています。
また、「板橋区立交通公園」は、子どもたちが実際にゴーカートや自転車、三輪車を使いながら交通ルールを楽しく学べる公園です。信号機や標識が設置され、安全な環境の中で交通マナーを身につけることができます。
さらに、「水車公園」は、小川や水車が設置された自然豊かな公園で、夏には水遊びも楽しめます。近所の小学生が田植えや稲刈りなどの農作業体験を行う場所としても利用されており、自然や食の大切さを学ぶ貴重な場となっています。
これらの施設は、板橋区の子どもたちが遊びを通じて学び、成長できる環境の一端を担っています。
安全・多様な遊び場の整備
板橋区の公園は、区の建設部公園管理課が責任を持って管理・運営しています。遊具や施設の定期的な点検や修繕を行い、安全性の確保に努めています。また、自然環境を活かした広場や多様な遊び場を提供し、子どもたちが安心してのびのび遊べる環境を整えています。地域の声を反映しながら、老朽化した遊具の更新や新たな施設の設置にも取り組んでいます。
こうした継続的な管理体制によって、板橋区内の公園は安全で快適な遊び場となっています。
多機能で地域に開かれた板橋区の児童館(CAP’S)
板橋区内には26か所の児童館「CAP’S」が設けられており、0歳~18歳の子どもとその保護者が利用できます。平日は午前9時~午後5時、土日祝は午前9時~正午・午後1時~午後5時まで民間委託で開館しており、幅広い時間帯に対応しています。
児童館では、乳幼児向けの「2・3か月児の親子の会」や、父親向け交流プログラム「パパと一緒にあそぼう!」など、多世代が参加できるプログラムが充実。育児の相談や情報提供を受けられる「ITABASHIマタニティステーション」も館内に設置されています。
これらの児童館は、単なる遊び場を超え、親子の交流・相談・学びの場として多機能に機能しており、地域の子育て支援の核となっていると言えるでしょう。
医療環境|小児科・総合病院の充実度
板橋区は、小児科クリニックの数が多く、育児世帯にとって医療アクセスに優れた体制です。区内では小児科診療を行うクリニック・病院が101件あり、発熱や発疹などの急な症状にも、自宅近くで受診しやすい状況にあります。
一方、重篤な疾患や高度救急に対応できる総合病院は区内に存在しません。そのため、急を要する状態では、隣接する区や都立病院への連携が必要な場合があります。
ただし、休日・夜間の対応体制は整備されており、板橋区の健康福祉センターが閉庁した後の時間帯でも、看護師や保健師等が子供の健康・救急に関する相談に応じています。
加えて、24時間対応の電話相談窓口「ひまわり」も設置されており、緊急時に親が安心して相談できる体制が構築されています。
板橋区の治安は、おおむね良好

板橋区では、警察や地域が連携した防犯活動が進められており、区内の犯罪発生件数は令和6年(2024年)において3,420件と報告されています。刑法犯の認知件数としてピークだった平成15年と比べると大幅に減っており、依然として低水準で推移しています。
ただし、データを見ると自転車盗などの非侵入窃盗件数が2,265件と全体の約66%を占めており、注意が必要です。侵入窃盗は102件、粗暴犯や凶悪犯の数も相対的に少なく、重大犯罪の発生は抑えられている状況です。
板橋区では、地域住民・事業者・警察が協働する多面的な防犯活動を展開しています。「いたばし子ども見守り隊」と「スクールガード」は、通学路で子どもたちを見守るボランティアとして活動を行い、安全の輪を広げています。
同時に青色回転灯付きパトロールカー3台が365日体制で区内を巡回し、防犯意識の喚起と不審者発見に効果を発揮。これらの車両はAEDも搭載しており、緊急対応力も備えています。
事業者にも地域見守りを呼びかける「板橋セーフティー・ネットワーク」では、業務車両に防犯ステッカーを貼付し、通勤や配送の合間に見守り活動を展開。令和5年度には147事業者による参加があり、防犯の輪が広がりつつあるようです。
総じて、板橋区の治安は都内でも比較的安定しており、自転車盗など身近な窃盗対策は必要ですが、それ以外の重大犯罪リスクは低く、子育て家庭も安心して暮らせる環境だと言えるでしょう。
板橋区の中で住みやすい駅とは

板橋区には複数の鉄道駅が点在しており、それぞれに特色と魅力があります。今回は、子育て世帯に特に支持される以下の3駅をご紹介します。交通利便性・生活環境・教育・公園アクセスなどの観点から選びました。
成増駅 – 交通利便性と商業施設の好バラン
成増駅は東武東上線および東京メトロ有楽町線・副都心線が利用でき、池袋までは約10分でアクセスできます。南口には24時間営業のスーパーマーケットや商店街があり、日常の買い物も不便がありません。駅周辺は繁華街ですが、一歩入ると閑静な住宅街が広がっており、治安も良好と評価されています。公園やスポーツ施設も徒歩圏内に多数点在し、子どもと体を動かす機会も豊富です。
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成増駅周辺の住みやすさは?治安や住環境、子育て支援や教育機関まで紹介
本蓮沼駅 – 穏やかな日常と都心アクセスの両立
本蓮沼駅は都営三田線沿線に位置し、かつて湿地だった「蓮沼」地域の歴史を色濃く残す、緑と静けさが魅力の住宅街です。大手町駅や日比谷駅へ乗り換えなしでアクセスでき、通勤・通学にも適しています。
大通り沿いには商店街やスーパーマーケット、ドラッグストア、クリニックなど生活に必要な施設が適度に点在し、買い物や医療面でも不便を感じにくい環境です。
板橋駅 – 池袋への近接性と商店街の賑わい
JR埼京線が通る板橋駅は、池袋まで乗り換えなしで約3分という圧倒的なアクセスを誇ります。駅前には昔ながらの商店街が広がり、ファミリー向け飲食店や日用品店が並んでいるため、暮らしやすさも抜群です。子育て支援施設や公園も近隣に多く、教育環境や遊び場に恵まれたエリアです。
板橋区の物件相場

板橋区の不動産相場は、東京都23区内でも比較的リーズナブルな価格帯に位置しながらも、エリアによっては今後の資産価値の上昇も期待できる注目エリアです。交通アクセスの良さや生活環境の整備が進む中で、近年はファミリー層や投資家からも人気が高まっています。
利便性を重視したエリアと、落ち着いた住宅街とでは価格にも差があり、目的に応じた物件選びが重要です。
住みやすさと将来性を両立できる地域であるため、じっくりと物件を比較検討することが大切です。
一戸建ての平均相場
2024年時点での板橋区における一戸建ての平均価格は約6,335万円、平米単価は約78.7万円です。
アドキャストで取り扱っている板橋区内の一戸建て価格は4,280万円〜11,800万円です。また、土地の価格帯は3,580万円〜13,800万円、平米単価は45万円〜114万円となっており、建物付きと土地のみでそれぞれ相場に違いがあります。
立地によっては、築年数が経過しても資産価値を維持しやすい物件もあり、将来的なリセールバリューを見据えて購入を検討することで、中長期的な資産形成に繋がります。
※なお、土地・一戸建てのどちらも、収益用物件なのか居住用物件なのかで、かなり価格に幅があります。
中古マンションの平均相場
2024年の板橋区における中古マンションの平均価格は約4,328万円、平米単価は約75.5万円です。
アドキャストで取り扱っている物件では5,490万円〜8,880万円、平米単価は56万円〜115万円です。
板橋区の中古マンションは、一戸建てと同様に築年数による価格の下落が比較的緩やかな傾向にあります。特に駅から近い物件や生活利便性の高いエリアでは、築年数が経っていても一定の価格を維持しているケースも見られるようです。
資産価値を重視した物件選びをすることで、長期的にも満足度の高い購入が可能です。
※なお、土地・一戸建てと同じく、マンションも収益用物件なのか居住用物件なのかで、かなり価格に幅があります。
交通の利便性と自然環境が魅力の板橋区は、子育て世帯にぴったりの街!

板橋区は、都心へのアクセスの良さと自然豊かな環境が共存する、子育て世帯にとって非常に魅力的なエリアです。池袋や新宿への短時間アクセスは忙しい家庭にとって大きな利便性となり、赤塚植物園や区内の広い公園など自然に触れられる環境も整っています。
「いたばし版ネウボラ」をはじめとした妊娠期から学童期までの継続的な子育て支援が充実しており、出産応援や医療費助成、一時預かりサービスなど、子育て家庭の負担を軽減する多彩な制度が利用可能です。
また、待機児童対策も進み、保育園や幼稚園の受け入れ体制が整っているほか、小中学校の連携や地域に根差した教育環境も充実しています。地域コミュニティのつながりを感じられるイベントも多く、子どもから大人まで安心して暮らせる街です。
板橋区は、交通利便性・自然環境・子育て支援・教育環境のバランスが取れた理想的なエリアとして、これから子育てを考える家族におすすめできる地域です。
アドキャストでは、板橋区の子育て世帯にぴったりの物件を多数ご用意しています。他では出会えない物件情報もあるので、ぜひ無料会員登録して、理想の住まいを探してみてください。