中古物件を買って大失敗した21個の例と対処法を紹介

中古物件を買って大失敗した21個の例と対処法を紹介
この記事のポイント
  • 中古物件購入時の失敗と対処法がわかる
  • 購入前に物件と周辺環境をしっかりリサーチしておくことが大切
  • 住宅ローン返済がスムーズに行えるように準備しよう

せっかくマイホームを購入するからには、後悔したくないものです。しかし、中古物件を買ってから大失敗だったと感じる方もいるのが事実。そこで、これまでに住宅購入をした方々の失敗例を知り、失敗しないような対策を取ることが非常に重要です。

今回は、大失敗の例と対処法について、【物件】【周辺環境・ライフスタイル】【お金】の3つのパターンに分けて解説します。中古物件の購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで購入時に役立ててください。

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【物件編】中古物件を買って大失敗した13個の例と対処法

中古物件を買って大失敗した例のうち、まずは物件に関するものを対処法とともに紹介します。

1. 間取りや設備が使いづらかった

収納が少ない・キッチンが使いにくいなど、実際に住んでみてから使いづらさに気づいたという例。内覧時から動線に合わせて歩いてみたり、間取り図を見て現在の住まいの収納量と見比べたりしておくことが重要です。

2. リフォーム・リノベーション費用が予想より高額になった

物件購入費用を抑えるためにリフォーム・リノベーションができる物件を買ったものの、劣化・不具合が想定以上のもので、改修や修繕にかかった費用が予想を超えてしまった例。

事前にホームインスペクション(住宅診断)を受けるなどしっかりとリサーチを行い、相見積もりを取るなど、予算オーバーにならないようにする必要があります。

3. 外装リフォームを省いたら劣化が進んだ

購入時のリフォームでは、内装を重視するあまり外装にまで目を向けないという方もいます。しかし、外装リフォームを怠った結果、腐食や雨漏りなど劣化が進んでしまったという例も。

入居時には屋根や壁などの外装のチェックもしっかり行い、必要に応じてリフォームを実施しましょう。

4. 雨漏りやシロアリの被害があった

売主さまが気づいていなかった不具合として、入居後に雨漏りやシロアリの被害があることに気づく例。シロアリは湿気を好むため、雨漏りなどの箇所に生息しやすいです。

契約前に売主さまに定期的にシロアリの防蟻処理をしているか確認することが大切といえます。さらに、雨漏り・設備漏水・結露などの可能性がある場合には、継続して起きていないかを売主さまに調べてもらえないか相談してみましょう。

5. 急いで購入したら資産価値が暴落した

安い物件をよく調べないまま慌てて買って、その後物件の資産価値が暴落してしまったという大失敗も。特に増税前などのタイミングでは、早く購入したいあまりに安さだけに飛びついてしまう方も多いようです。

中古物件は新築に比べて低価格の傾向とはいえ、しっかりと調査を行い冷静に判断する必要があります。

6. 満足なリフォーム・リノベーションができなかった|マンション

すべて自分の思い通りにリフォーム・リノベーションができると思って中古マンションを購入したのに、できない部分があったという例。マンションには他住民との共用部分があり、共用部分は自由にリフォーム・リノベーションができません。

ほかにも禁止事項が設けられている場合もあるので、事前にしっかりと利用規約などを確認しておく必要があります。

7. 湿気がひどい

購入時には気づかなかった点で、住んでみると季節によって湿気がひどいことがわかったという例。時季や時間帯で変わるので内覧時には気づきにくいですが、湿気対策として風通しの良さを確認しておくのがおすすめです。

8. 断熱性や耐震性に不安がある

同じく購入時には気にならなかった点で、住んでみたら夏は暑く冬は寒い家だった・地震への耐久度に不安を感じたという例もあります。

断熱性は建物によって差があり、耐震性は構造によって揺れが違うので、気になる方は基準の1つとして住宅性能の表示がある物件をチェックしてみましょう。

9. 結局使わなくなった設備がある

ウォークインクローゼットやアイランドキッチンなど、流行りの設備があるからとその物件を選んだものの、結局使わなくなったという例。長く住むことを考えて、本当にその設備が必要なのかをよく検討することが大切です。

10. 建て替え計画が頓挫した

物件の注意点をよく確認せずに買ったら、「再建築不可物件」や「既存不適格物件」だったという例。

将来建て替えを考えている・するかもしれないと感じる方は、購入前に物件の注意点をチェックして、再建築不可物件や既存不適格物件に該当する物件でないかを確認しておきましょう。

11. 配管が劣化していた

購入時には気づかなかったのに、配管が劣化していたという例です。内覧の時点で、給湯器周辺や洗面台・シンクの下など、配管が露出しているところをしっかりチェックしましょう。ホームインスペクションを受けるのもおすすめです。

12. メンテナンスの回数が多い

入居したのちに、頻繁なメンテナンスが必要であることに気づいた例。中古物件はどうしても新築よりメンテナンスの頻度が高くなります。内覧時に天井裏や床下への入りやすさをチェックし、リフォーム時にも天井裏や床下への入口を塞がないようにしてください。

13. 管理に十分な手がかけられない|一戸建て

中古物件を買ってから、思ったより管理に手間がかかることがわかったという例。マンションでは清掃などは管理会社に委託できますが、一戸建ての場合は自分で管理する必要があります。

そのため、一戸建てを購入する際は、管理に回す時間があるか、自分のライフスタイルで維持管理できるかをきちんと考えましょう。

【周辺環境・ライフスタイル編】中古物件を買って大失敗した6個の例と対処法

【周辺環境・ライフスタイル編】中古物件を買って大失敗した6個の例と対処法

つづいて、中古物件を買って大失敗した例のうち、周辺環境・ライフスタイルに関するものを取り上げます。あわせて対処法も押さえましょう。

1. 思ったより駅が遠かった

「駅まで徒歩◯分」という謳い文句を信じて購入したものの、住んでみたら思ったより遠い・移動が大変だったという例。購入前に実際に自分でも歩いてみたり、移動して確かめる必要があります。

2. 騒音が気になる

生活してみたら周囲の交通量が予想外に多い・人が集まりがちなど、騒音が気になるという大失敗。事前に周辺道路や周辺環境をしっかりとチェックしておくことが重要です。周辺の住民にも尋ねてみると安心でしょう。

3. 治安に不安がある

家の近くがたまり場になっていた・夜ににぎやかになる・トラブルを起こしやすい地域住民がいるなど、治安に不安を感じる例も。近所の人々に住みやすさを聞いたり、曜日や時間帯を変えて何度か足を運び、建物周辺の様子をチェックしたりして、安全確認を行いましょう。

4. 同年代の住民がいない

物件の周りが自分と違う世代の住人ばかりだったという例。ご近所付き合いをする上で、年齢が近いほうが助け合いやすいです。しかし、同世代がいないと、たとえば子育て中の家庭の場合、子どもが一人で学校に通わなければなりません。

そのため、購入前に周辺住民の年齢層やマンションのターゲット層をチェックしておくことが重要です。

5. 老後のことを考えていなかった

できるだけ広く暮らせるようにと二階建てや三階建ての物件を購入したものの、老後になって階段の上がり下がりがつらくなったという大失敗。長く住むことを考えて無理のない間取りを選んだり、将来的なリフォームのために貯蓄したりしておくのがおすすめです。

6. 境界線トラブル

庭木がはみ出す・塀などの設置費用でもめるなど、隣家との境界線トラブルが起きてしまったという例も。これまで曖昧だった可能性もあるので、売買契約の前にしっかりと敷地境界を確認しておく必要があります。

【お金編】中古物件を買って大失敗した2個の例と対処法

中古物件を買って大失敗した例には、お金に関するものもあります。対処法とともに見てみましょう。

1. 住宅ローン返済が苦しくなった

現在の家賃を基準に考えてローンを組み購入した結果、住宅ローン返済が苦しくなってしまったという大失敗。あらかじめ綿密にシミュレーションを行い、初期費用や維持費なども頭に入れてローンを組む・なるべく借入額を押さえて組むことが重要です。

自己判断のみでは不安な場合、ファイナンシャルプランナーに相談するのもよいでしょう。

2. 控除や補助金を利用しなかった

購入に利用できる控除や補助金の存在を知らず、利用せずに物件を購入してしまったという例も。購入の前にどんな控除や補助金が適用できるのかをしっかりと調べ、忘れずに申請しましょう。

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中古物件を買ってから「大失敗した」という事態になる方は少なくありません。今回紹介したように、よくある失敗例と対策を頭に入れ、購入後に後悔しないように内覧時のチェックやリサーチなどをしっかり行ってください。

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