一戸建てと集合住宅はどちらがいいの?それぞれのメリットとデメリットを解説

一戸建てと集合住宅はどちらがいいの?それぞれのメリットとデメリットを解説
この記事のポイント
  • 一戸建てと集合住宅の違いがわかる
  • 一戸建てと集合住宅のメリットとデメリットを比較
  • それぞれのメリット・デメリットを考慮して選ぼう

家を購入したいと考えていても、一戸建てと集合住宅のどちらにしようか迷ってしまって決められない、という方もいるのではないでしょうか。一戸建てと集合住宅には、それぞれメリットとデメリットがあるため、自分の理想の住まいについてよく考えることが大切です。

そこで今回は、一戸建てと集合住宅の違いを解説し、それぞれのメリットやデメリットを紹介します。どんな人が向いているのかも紹介しますので、住宅選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

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一戸建てと集合住宅の違い

はじめに、一戸建てと集合住宅の違いについて解説します。

一戸建てとは

一戸建ては、一軒一軒が独立している住宅のことを指します。辞書には、「集合住宅でなく、1棟で1戸の家屋。戸建て。」と記載されており、一軒家とも呼ばれます。なお、「一軒家」には、周囲に他の家がなく、一軒だけ離れて建っている状態を指すこともあるので注意しましょう。

一戸建ての住宅は、通常は一軒に一世帯が暮らしていますが、親世帯と子世帯など、一棟に複数世帯が暮らす二世帯・三世帯住宅といった家も、一戸建てに含まれます。

引用元
goo国語辞書|一戸建て(いっこだて)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説

集合住宅とは

集合住宅とは、アパートやマンションのように、一棟の中を区切り、複数の住宅になっているものを指します。一区画ごとに一世帯が暮らしていることが多いです。

集合住宅と聞くと、高層マンションのような大規模な建物を想像するかもしれませんが、一棟を2つに区切ったものでも集合住宅に含まれます。他にも、各フロアが区切られておらず一区画のものや、壁を共有して一戸建てが並ぶテラスハウスや長屋も、集合住宅の一種です。

一戸建てのメリットとデメリット

一戸建てのメリットとデメリット

一戸建てに住むことにはいくつかのメリットがあると同時に、デメリットも存在します。一戸建てのメリットとデメリットを紹介します。

メリット1.プライバシーが確保できる

一戸建てに住むのは通常は1棟に1世帯、多くても2~3世帯で、ほとんどの場合は親族同士で生活するため、他人の目が気になりません。また、建物の構造上、部屋数を確保しやすいため、住民それぞれのプライベートを守りやすいです。

集合住宅と比較すると近隣の住民と顔を合わせる機会も少ないため、プライバシーを確保しやすいと言えるでしょう。

メリット2.リフォームや改築、売却などを自由に行える

例外もありますが、一戸建てはほとんどの場合、土地と建物の両方が個人所有です。そのため、外観・内装など自由にリフォームや改築、土地の広さによっては建て増しや離れの建築など、自由に行うことができます。

また、譲渡・売却など、何らかの理由で手放すことも、持ち主の好きなタイミングでできるのもメリットの一つでしょう。

メリット3.暮らす上でのルールが少ない

集合住宅と比較した場合、生活する上でのルールが少なく、自由な暮らし方ができるのもメリットです。たとえば、花壇を作ったり家庭菜園をつくったりと、庭いじりが趣味という人にとっては自由にして良い庭があるのは大きな魅力ですよね。

また、集合住宅では玄関を出た廊下は共有スペースのため、私物を置いておくことができないこともありますが、一戸建ての場合は玄関先に自転車を駐輪しても構いません。

他にも、集合住宅ではペットの飼育が禁止されていることも多いですが、一戸建てでは犬や猫を自由に飼うこともできます。

デメリット1.維持費や修繕費がかかる

さまざまなメリットがある一戸建てですが、一方でデメリットも存在します。デメリットの一つ目には、維持費や修繕費がかかってしまうということが挙げられます。

建物は年月が経過すると劣化してしまうため、同じ家に長く快適に住み続けるためには、適切にメンテナンスを行わなければなりません。一戸建ての場合は、点検や修繕といったメンテナンスの費用は自己負担です。

こういったメンテナンスにはまとまった金額が必要になることもあるので、あらかじめある程度の資金を貯めておくことを考慮しなければいけません。また、万が一のときのための、地震保険や火災保険といった保険料も必要です。

デメリット2.交通の便が悪いことがある

一戸建ては、集合住宅と比較すると、土地を有効活用できるとは言い難いです。家1軒分に必要な広さの土地を1世帯で確保しなければならないため、駅に近いなどの利便性の高い場所や、都心の繁華街などは地価が高く、建築できる場所が限られてしまうことも多いでしょう。

そのため、駅やバス停から遠くなってしまい、通学や通勤が不便に感じてしまうということもあります。

デメリット3.売却がしづらいことがある

一戸建ては土地も建物も自分のものになるため、資産性が高いと言えます。しかしその反面、駅前のマンションなどと比較すると、一戸建ては新築が好まれる傾向が高いです。

そのため、中古住宅を売却しようとしても、価格が安くなってしまったり、なかなか買い手がつかないということが考えられます。自由に譲渡・売却ができる点はメリットですが、売却しづらいこともあるということを覚えておきましょう。

集合住宅のメリットとデメリット

一戸建てのメリットとデメリットについておわかりいただいたところで、次は集合住宅のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット1.維持費や修繕費の負担が低い

集合住宅は、一戸建てと比較した場合、維持費や修繕費の負担が低いことが多いです。集合住宅では、分譲で家賃が必要なくても、管理費や修繕積立費といった費用を毎月支払う必要があります。しかし、大規模な修繕など建物のメンテナンスの際は、住民たちから集めておいた管理費など、積み立てておいた費用から支払われるため、まとまった金額を用意しておく必要がありません。

また、建物の管理は基本的に管理会社が行い、修繕業者などの手配まで行ってくれるため、手間もかかりません。

メリット2.セキュリティ性が高い

集合住宅の大きなメリットの一つには、セキュリティ性の高さが挙げられます。警察庁が発表するデータによると、令和4年の侵入窃盗の発生場所別認知件数の割合では、一戸建て住宅が33.0%と最も多くなっています。一戸建てと比較すると、集合住宅は空き巣や強盗などの窃盗被害の割合が少ないと言えるでしょう。

また、管理人が常駐していたり、オートロックだったり、防犯カメラが設置されていたりと、防犯面の措置が取られていることもあります。

引用元
警察庁 住まいる110番|侵入窃盗の発生場所別認知件数

メリット3.便利な設備や施設を利用できる

集合住宅には、便利な設備や施設が併設されていることがほとんどです。代表的なものにゴミ捨て場やエレベーター・階段などの共有設備がありますが、こういった設備は管理会社によって適切に管理されていることが多く、掃除など管理の手間をかけることなく利用できます。

また、集合住宅によってはキッズルームやゲストルーム、ラウンジやジムなど、住人専用の施設があることも。一戸建てでは設置できないような設備や施設を利用できるのは、集合住宅ならではのメリットと言えるでしょう。

デメリット1.騒音トラブルの可能性がある

利便性が高く快適な住心地の集合住宅ですが、一方でデメリットも存在します。

集合住宅では騒音が問題になりやすいという点が挙げられます。一戸建てと比較すると隣家が近く、さらに天井と床越しの上下にも住人がいるため、ドアの開閉や足音のような生活音も気になってしまうことがあるでしょう。

些細な音でも気になってしまう人だと、騒音トラブルに繋がってしまうというリスクがあります。

デメリット2.リフォームに制限がある

集合住宅では、部屋を購入したとしても、自由なリフォームはできません。特に、天井や壁、床など、隣と接する部分のリフォームは不可能です。間取りや設備、内装すらも自由にかえられないということも考えられます。

デメリット3.ライフスタイルに制限がある

集合住宅では多くの世帯が共に生活しているため、独自のルールが設定されていることもあります。代表的なものはペットの飼育が禁止されているということでしょう。また、前述したように騒音トラブルが起きやすいため、入浴や洗濯、掃除機のような大きな音を立てる行為は時間が制限されている可能性もあります。

生活する上でのルールは、集合住宅に暮らす以上は守らなければいけません。

一戸建てと集合住宅、向いている人はどんな人?

一戸建てと集合住宅、向いている人はどんな人?

それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、一戸建てと集合住宅、どちらが合っているのかを考えなければいけません。それぞれに向いている人はどんな人なのか、特徴を見ていきましょう。

一戸建てに向いている人

一戸建てに向いている人は、プライバシーを大切にしたい人や、リノベーションやリフォームを自由にしたい人など、自分らしさを重視して生活したい人です。また、建物だけでなく土地も所持することになるため、資産性を重視したい人にも向いています。

集合住宅に向いている人

集合住宅に向いている人は、利用できる設備や施設など、生活の利便性を求める人や、防犯・防災性を重視する人です。また、一戸建てと比較すると立地が駅の近くなどのことが多い反面、駐車場が狭かったり有料だったりすることもあるため、車よりも電車・バスの利用が多い人にも向いています。

ライフスタイルに合わせて選ぼう

一戸建てと集合住宅は、どちらにもそれぞれ魅力がある一方で、注意しなければならない点もあります。ご自身のライフスタイルや理想とする生活を考慮し、一戸建てか集合住宅のどちらを購入するのか選んでみてください。

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