一戸建ての購入での後悔ポイント|失敗しないための対策や買って良かった理由も解説

一戸建ての購入での後悔ポイント|失敗しないための対策や買って良かった理由も解説
この記事のポイント
  • 一戸建ての購入で後悔しやすい点がわかる
  • 後悔しないために対策を行うことが重要
  • 「一戸建てを購入して良かった」という声も多い

マイホームとして一戸建てを購入する・建てる方は多いですが、買ってから後悔したというパターンも見られます。

しかし、マイホームのような大きな買い物で失敗しても、どうしようもないケースもあるでしょう。そこで、まずは後悔しやすい点と後悔しないための対策を知っておくことが重要です。

また、一戸建てを購入した方のなかには当然「買って良かった」と感じている方もいます。一戸建てのどんなところがいいのか、メリットも理解しましょう。

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一戸建ての購入で後悔したパターン

一戸建てを購入して後悔するのはどんなときなのか、よくあるパターンを見ていきましょう。

1. 広さや間取りが合わなかった

まず、価格や立地を重視して選んだ結果、思ったより狭い・間取りが気に入らないなどの理由で住みづらさを感じるケースです。購入前にある程度イメージをしていたとしても、実際に荷物を置いたり生活を始めたりすると、想像していたより不便に感じることもあります。

住み始めてから変えることは難しいため、生活の動線や、将来子どもが増えることなども考慮して購入することが重要です。

2. 立地や周辺の環境が良くない

通勤通学や買い物などに不便・夜になると騒がしい・治安に不安があるなど、環境面での後悔も多いようです。駅やバス停から遠かったり、スーパーが近くになかったり、坂が多かったりする土地もあります。

また、日中は明るく良い環境に見えても、暗くなると人が集まって騒々しくなるケースや、逆に外灯が少なく一人歩きに不安を感じるケースなどもあるようです。

3. 住宅ローンの負担が大きい

住宅ローンを組むときは、きちんと返済していけるように入念な計画を立てるはず。しかし、予想していなかった減収や支出増などによって、住宅ローンの返済が厳しくなったという後悔も見られます。

たとえば、夫婦で返済していく予定だったのに一方が職を失ってしまったケースや、子どもの教育費用で支出が大きくなったケースなどです。

住宅ローンは最長35年と返済期間の長い借入のため、その間に環境が変化することは十分考えられます。返済が苦しくなり、本業とは別にアルバイトを始めようかと考える方もいるようです。

4. 転勤になってしまった

予定していなかった転勤を命じられ、家を手放す、または単身赴任をすることになったという家庭もあります。単身赴任なら家族は家に残りますが、離ればなれの生活になりますし、せっかく手に入れたマイホームに住めなくなってしまうのは、非常につらいものでしょう。

転勤以外にも、家庭の事情で引っ越さざるを得なくなるケースもあります。

5. 家族構成の変化や子どもの進学

離婚・親との同居・子どもが予定外に増えたなどで家族構成が変わった、子どもが進学するにあたって通学が不便、という後悔も。

家族構成が変わると、それまでは住みやすかった家が手狭に感じられたり、生活しづらくなったりすることがあります。また、進学先が自宅から通いにくい場所にあり、困ってしまうこともあるでしょう。

6. 近所づきあいが大変

住宅街の一戸建てではコミュニティが形成されやすく、近隣住民との関わりが密になりがち。しかし、それがマイナスに感じられてしまう面もあります。

たとえば、隣近所の騒音に悩まされる・折り合いが悪い・噂話をされる・関係が近すぎるなどのケース。また、小さなトラブルが積み重なって、修復できないほどの仲になってしまうこともあるようです。

7. ハウスメーカー・工務店が良くなかった

家を建てるハウスメーカーや工務店の選び方に失敗し、後悔するケースもあります。対応が良くない・遅い、施工に不具合が見つかったなど、家を造る側への不満が出てきたパターンです。施工状態が良くないと、家自体の資産価値も下がってしまいます。

8. 中古物件で不具合が出てきた

中古の一戸建て住宅を購入する場合は、事前にさまざまな点をじっくりチェックしておかないと、後悔しやすくなります。構造や設備が老朽化していて、住み始めてから故障したり問題が起きたりしたという事態は少なくありません。

自分たちだけでチェックするのが不安な方は、ぜひ専門家によるホームインスペクションを受けましょう。構造部分の耐久力・雨漏りはないか・設備の劣化具合などを、住宅診断士によって検査してもらえます。

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ホームインスペクションにかかる費用は?相場と依頼の流れを解説

以下アドキャストのYouTubeでも中古物件を購入する際の注意点について解説しているので、ぜひ併せて確認してみてください。

一戸建ての購入で後悔しないための対策

一戸建ての購入で後悔しないための対策

一戸建ての購入で後悔や失敗をしないようにするために、できる範囲で対策を取りましょう。

住んだときのイメージを明確に描く

まず、家具や家電などの配置・生活動線・自分と家族の行動パターンなどを考え、住んだときの具体的なイメージをシミュレーションしておくことが重要です。本当にその広さや間取りでいいのかをじっくり検討してください。

収納スペース・コンセント・窓・ドア・照明の位置や数も念入りにチェックしましょう。

立地・環境の確認

駅やバス停まで遠い・坂が多いなどの場所は、健康なときは問題なくても、体調が悪いときや高齢化したとき、悪天候のときなどに非常に不便を感じることもあります。

また、スーパーや病院などが近くになくアクセスもしづらいと、生活するなかで困りやすいです。そのほか、防犯や防災面での安全性もよく確認する必要があるでしょう。

住宅ローンは無理のない返済計画を立てる

住宅ローンの面では、収入の増減を考慮しておくことと、生活にかかるコストもきちんと計算し、無理なく返済できるようにすることが大切です。今の収入や条件をずっと維持できると考えず、マイナスの事態も想定したうえで計画を立てましょう。

近隣の下調べを行う

近隣住民とうまくやっていくためには、事前調査が欠かせません。下見に行ったときに騒音やごみ置き場の状況などをチェックしたり、住民と会話をしたりするほか、不動産会社にもトラブルの情報がないか確認しておくとよいでしょう。

ハウスメーカー・工務店をリサーチする

ハウスメーカーや工務店を選ぶ際は、プランニング力・得意分野・自社施工かどうか・技術力などの点をチェックすることが重要です。

業者ごとに対応できる範囲や内容も異なるため、自分たちの希望を叶える家を建ててくれそうか、しっかり相談してください。担当者の対応やアフターサービスも確認しておきましょう。

「購入して良かった!」一戸建てのメリット

前章とは逆に、購入して良かったと思えるケースもあります。そこで、一戸建てのメリットを見ていきましょう。

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広々と暮らせる

一戸建てでは、広くゆったりした空間で暮らせることがメリットです。実際の住宅面積のデータでも、一戸建ては100㎡を超えているのに対し、マンションは70㎡弱と、一戸建てのほうが広い傾向が見られました。

のびのびと暮らせる家がいい・子どもが多い・荷物が多いなどで広い家に住みたいなら、一戸建てが適しているでしょう。

引用元
2023年度フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

自分たちの好きなように使える

一戸建てでは、ペットを飼ったり楽器を弾いたりしても近所迷惑になりにくいでしょう。専用の庭を設けられ、庭でガーデニングやバーベキューを楽しんだり子どもを走り回らせたりすることもできます。

また、内装や間取りなどを自由に変えられ、リフォーム・リノベーションや増築も好きなように行えるので、将来居住する家族が変わったときや老後などに手を加えるのもよいでしょう。

資産になり価値を保てる

住宅ローンを完済すれば、あとは資産として保有できるという点も大きなメリットです。一戸建てでは土地も所有しており、建物は経年によって資産価値が失われていきますが、土地の価値は下がりにくいとされています。

さらに、前項のように自由に使えるため、賃貸物件として貸し出したり建て替えたりすることも可能です。

一戸建ての購入前には事前調査が重要

一戸建ての購入前には事前調査が重要

土地や物件、周辺環境などは、いくらじっくり下見をしても、一般人には気づきにくい問題点が隠れていることもあります。

そこで、アドキャストでは独自の「物件調査報告」サービスを実施しています。行政・法律に関することや、隣近所との境界・騒音、ごみ置き場や嫌悪施設などの調査といったように、さまざまな点を専門家の目線で調査するサービスです。

重要事項説明書には記載されないことで、住み始めてから気になる点は意外に多いもの。そんな細かい点まで不動産のプロがしっかり調査するので、安心してお任せください。

後悔のない一戸建て購入を

一戸建てを購入するのは大きな決断です。買う前に念入りにチェックしたつもりでも、思わぬ落とし穴が隠れていることもあります。後悔しやすいポイントや対策を解説したので、後悔がないように、買って良かったと思えるマイホームを手に入れましょう。

住宅探しの第一歩として、物件情報が掲載されているサイトを覗いてみるのもおすすめです。アドキャストの物件サイトに会員登録すると、会員限定の未公開物件も閲覧できるようになるため、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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