知っておきたい中古住宅の探し方のコツは?理想の住宅を探すポイントを紹介

知っておきたい中古住宅の探し方のコツは?理想の住宅を探すポイントを紹介
この記事のポイント
  • 中古住宅を探す前に必要な準備がわかる
  • 中古住宅を探すコツ・ポイントを理解できる

家を購入しようと考えている方の中には、選択肢に中古住宅を入れている方もいるのではないしょうか。しかし、いざ中古住宅を購入しようと決めても、「どうやって探せば良いのかわからない」「どんな点に気をつければ良いの?」などと悩んだり迷ったりしてしまうかもしれません。

そこで今回は、中古住宅を購入するにあたって、探し方のコツや気をつけたいポイントなどを解説します。理想の住宅を探す参考にしてください。

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中古住宅を探す前に必要な準備

中古住宅を購入するには物件を探して、どの住宅を購入するのか決めなければいけません。実際に物件を探す前に、いくつかの準備をしておくと、物件を決めやすくなります。まずは、中古住宅を探しはじめる前に必要な準備について、見ていきましょう。

1.買う目的を明確にしよう

中古住宅を購入するにあたって、まず大切なのが意志です。なぜ中古住宅が欲しいのか、なんのために買うのか、といった自分の中の理由や目的を、明確にしましょう。

家というのは人生の中でも大きな買い物です。「なんとなく家が欲しいと思った」では、購入してから後悔してしまうかもしれません。中古住宅を選択肢に入れたきっかけとして、「新築住宅よりも安く手に入るイメージがあるから」など、些細なものでも構いませんので、具体的な理由を挙げてみてください。

2.どんな家でどんな暮らしをしたいのかを考えよう

購入する理由や目的がはっきりしたら、そこからより詳細に、どんな家でどんな暮らしをしたいのかを考えましょう。

例えば、「今より広い立地で余裕のある間取りを取りたい」「通勤・通学を考え駅やバス停に近いところに住みたい」「病院や学校、買い物ができる店舗などが近い便利な場所に住みたい」などです。

こういった希望は、細かくてもかまいません。できるだけ多くを書き出し、さらに譲れないものから優先順位を付けてみてください。

3.資金計画を立てよう

理想の暮らしや生活を具体的にイメージして優先順位を付けたら、資金計画を立てましょう。どれくらいの自己資金を用意できて、どれくらいの住宅ローンを組むのかなど、予算の目安を出します。

予算が無制限であれば、具体的に挙げた理想をすべて満たした家を購入できるかもしれませんが、現実には難しいでしょう。そこで、予算と合わせて優先順位のどこまでが満たせそうなのか見当を付けることで、より現実的な物件の条件を絞ることができます。

4.物件を探す方法を決めよう

ある程度物件に求める条件を絞れたら、いよいよ具体的に探し始めます。物件を探すには、不動産ポータルサイトを利用してあらかじめ物件を絞ってから不動産会社に相談する方法と、不動産会社に紹介をしてもらう方法があります。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、どんな方法を取るのかはよく考慮して決めてください。ここからは、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

ポータルサイトを利用するメリット

ポータルサイトとは、「ポータル(入口、玄関)」の名前の通り、情報の入口となっているサイトのことです。不動産ポータルサイトには、中古住宅に限らず、さまざまな物件情報が掲載されています。

ポータルサイトを利用するメリットは、スマホやパソコンなどでインターネットに接続さえできれば、どこにいても自分の好きな時間に全国の物件を閲覧して情報収集ができる点です。

また、多くのポータルサイトでは、エリアや間取りなどの条件により絞り込みもできるようになっており、自分の希望に近い物件を探しやすくなっています。そのため、一度に多くの物件を比較でき、予算と目的がすり合わせやすいでしょう。

ポータルサイトを利用するデメリット

ポータルサイトの情報は自動的に掲載されるわけでなく、物件を管理する人が情報を掲載しています。売買に出されている物件でも登録されていないものがあるなど、すべての物件が掲載されているのではないので、条件に合う物件が見つけられない可能性もあります。

また、情報掲載にタイムラグが出るため、常に最新の物件情報を収集できるわけではない点にも注意しましょう。

さらに、掲載できる情報には限界があるため、物件の詳細な情報をすべて確認できるとは限りません。写真や間取り、エリアなど重要な情報の詳細が公開されていないこともあるでしょう。

不動産会社に紹介してもらうメリット

続いて、不動産会社に物件を紹介してもらうメリットを見ていきましょう。

不動産会社では、ポータルサイトに掲載していないものも含めて、その会社が取り扱っているすべての物件の中から、希望に合った物件情報を教えてもらえます。また、あらかじめ詳細な希望条件を伝えておけば、新しく入った物件情報もポータルサイトに掲載する前に教えてもらえることも。

さらに、購入したいエリアが決まっている場合、そのエリアにある不動産会社なら、より一層物件事情や周辺環境などに詳しく、ポータルサイトでは得られない情報を教えてもらえるでしょう。

不動産会社に紹介してもらうデメリット

不動産会社に紹介してもらうと、さまざまな情報をより詳細に得られる可能性がありますが、一方でデメリットもあります。

例えば、住みたいエリアが今住んでいるエリアの遠方で、その周辺の不動産会社に相談する場合、現地まで相談に行く度に時間と費用がかかってしまうでしょう。オンラインでのミーティングや契約に応じていない不動産会社の場合も、その都度足を運ばなければいけません。

ポータルサイトと比較すると、自分の好きな時間に情報収集をすることができない、という点はデメリットと言えるでしょう。

中古住宅を探す時に押さえておきたいコツ

中古住宅を探す時に押さえておきたいコツ

中古住宅を探す際、注目するべきポイントを知っておくと、物件情報を比較しやすくなります。ここからは、中古物件を探す時に押さえておきたいコツを見ていきましょう。

リノベーション・リフォームを前提とする

中古住宅を購入するなら、リノベーション・リフォームをする前提で探してみましょう。リノベーション・リフォーム前提なら、購入してからいつでも間取りや内装を自分の理想に近づけることができ、将来的に建て増しも可能です。

ただし、法的規制などなんらかの理由でリノベーション・リフォームができない物件もありますので注意してください。

耐震基準を満たしているかどうか

日本は地震大国ですので、住宅の耐震基準は非常に重要です。建築基準法などの法令で定められている耐震基準を満たしているかどうか、確認しましょう。

特に、昭和56年(1981年)6月以前に建築された物件は、旧耐震基準で建築されている可能性があります。新たに耐震補強工事がされているなど、新耐震基準を満たしている物件を選びましょう。

引用元
e-Gov法令検索|建築基準法

災害リスクも考慮しよう

建物の耐震性が高くても、土砂崩れが多かったり地盤が緩かったり、洪水が起きやすいなどの土地では、災害リスクが高くなってしまいます。ハザードマップなどでエリアの災害リスクを確認しましょう。

ハザードマップは国土交通省・国土地理院が公開しているハザードマップポータルサイトで確認できる他、管轄の役所などで見ることができます。

引用元
ハザードマップポータルサイト

周辺地域の環境や治安

生活というのは、家の中だけで完結するものではありません。周辺地域の環境や治安も密接に関わってくるからです。

物件の周辺地域の駅やバス停などの交通環境や買い物ができる店舗があるか、学校や病院、公園といった施設にも注目しましょう。

住宅ローンが利用できるか

中古住宅は、新築住宅と比較すると住宅ローンの審査が厳しくなる傾向が高いです。例えば築年数が古すぎる、耐震基準を満たしていない、再建築不可物件であるなど、なんらかの理由で住宅ローンを利用できない物件もあります。

もしも住宅ローンを利用するつもりなら、利用できる条件を満たしているか確認しましょう。

しっかりと内見する

中古住宅のメリットの一つに、すでに完成している住宅を購入するため、実際に目で見て確認することができる、という点があります。購入を決める前に、しっかりと内見しましょう。

内見の際には間取りや周辺環境だけでなく、外観や内装の細かい点まで確認してください。

「所有者居住中」でも内見はしよう

中古住宅では、売主さまがまだその住宅に居住中のこともあります。居住中の住宅は内見にためらってしまうかもしれませんが、それでもしっかりと内見しましょう。

ただし、不要なトラブルを避けるために、不動産仲介会社や建築士、住宅診断士といった人に同行してもらいましょう。また、売主さまへの気遣いやお宅を訪問するマナーなども忘れてはいけません。

物件を探す目安は3カ月

魅力的な物件がたくさんあり、いくつかの物件を内見しても決められない、ということがあるかもしれません。物件を探す期間は3カ月を目安にして、それでも決められない場合は一旦情報収集や内見から離れてみましょう。

もう一度住宅に求める条件を洗い出し、購入後の生活をより具体的にイメージしてみてください。希望条件を増やしたり、優先順位を変えてみたりするのもいいかもしれません。

ホームインスペクション(住宅診断)を受ける

しっかりと内見をしたつもりでも、目には見えない隠れたリスクや、リフォーム・修繕の必要性は素人では判断できないかもしれません。中古物件を選ぶ際には、建物をプロの目で判断してもらうことができる、ホームインスペクションを受けることをおすすめします。

一般的には買主さまが費用を負担することが多いですが、売主さまが物件の売却を考慮して行っていることもあります。

中古住宅を探すならアドキャストに相談してみよう!

中古住宅を購入する際には、まず住宅に求めていることを明確にするのが大切です。希望条件に優先順位を付け、売り出されている物件を条件で絞り、内見をして自分の目で実際に確かめましょう。

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