武蔵小山駅周辺の住みやすさは？治安や周辺環境、子育て支援や教育機関まで紹介

武蔵小山駅は東京都品川区にある、東急目黒線の駅です。駅からは東京で最も長いアーケード商店街「武蔵小山商店街パルム」を中心とした、下町の情緒と活気が溢れる住宅街が広がっています。

一方で駅前を中心に大規模な再開発が進み、利便性や住みやすさが大幅に向上して、住みたい街として挙げられることも多いエリアでもあります。

地域的には目黒区と品川区の境目にあり、住居をどちらの行政地域で選ぶかによって、子育てにかかるサポートや学校選びも変わってくるのが特徴です。

周辺には同様に大きな商店街を持つ東急池上線の戸越銀座駅や荏原中延駅があり、地域のイベントやお祭りも活発で、一帯が豊かな下町文化を色濃く残す風情のあるエリアといえます。

さらに森林浴が楽しめる林試の森公園や、ビオトープ風の小川やかつて鉄道敷地だった風情を残すパーゴラなどを楽しめる武蔵小山緑道など、自然と触れ合いながら過ごせる公園も豊かで、近隣では希少なニホンミツバチによる養蜂なども行われています。

武蔵小山駅はJR山手線目黒駅まで2駅という近さで、山手線に加えて都営三田線、東京メトロ南北線と乗り入れが可能なので都心のアクセスはどこでも良好です。さらに東急バスが乗り入れており、高輪ゲートウェイ駅や東急大井町方面、五反田駅方面などの複数の路線が運行されているほか、早朝に限り羽田空港行きのバスもあるため、湾岸エリアへのアクセスも十分にあるといえるでしょう。

東京都心にほど近い場所で豊かな自然と下町情緒を楽しみながら、都心へのアクセスの良さと利便性を両立できる武蔵小山駅周辺の魅力について、子育て情報を中心に解説していきます。

▼良いところ

• 目黒駅まで2駅、約5～6分でアクセス可能であり、都営三田線、東京メトロ南北線と乗り入れも可能。都心部へのアクセスが良好
• 駅前には都内最大級の商店街があり、買い物に便利なだけでなく地域のイベントも充実
• 緑豊かな公園や緑道があり自然を満喫できるスポットが多く、水遊びやピクニックも楽しめる
• 治安が良く、安心して暮らせる街として知られ、地域での子育て支援が整いファミリー層にも人気

▼悪いところ

• 細い路地が多く、住宅街では見通しが悪く入り組んだ道が多いため、夜は注意が必要
• 武蔵小山駅は乗降客数が多く、朝晩の通勤通学ラッシュが非常に混みあう
• 商店街の客足が多く、夜になると飲み屋が賑わって駅前に酔客が増える

武蔵小山駅周辺は下町情緒が溢れ、豊かな緑と活発な地域活動の中で子育てができる街

武蔵小山駅の周辺は武蔵小山パルムをはじめとした大規模な商店街と、古き良き下町情緒が溢れる街並みが共存する、風情豊かな街です。大勢の利用者で賑わう商店街を中心に、年間多数のイベントが催され、活発な地域交流が行われています。

比較的近い位置に東急池上線の荏原中延駅となかのぶスキップロード、戸越銀座駅と全長1.3kmにもなる都内最長の商店街、戸越銀座商店街があり、日常の買い物から食事、お祭りや地域交流まで、下町ならではの濃厚な地域文化体験ができるのが特徴です。

武蔵小山一帯は江戸時代から品川宿から竜泉寺や円融寺への参詣客で賑わったエリアでした。その後、大正時代から住宅地として開発が進み、関東大震災以降に大勢の人が移り住んだことで急速に人口を増やしました。

駅の近くには天然温泉の出る銭湯もあり、今も歴史と下町情緒が色濃く残る文化が住環境に残されています。

200店を超える店舗が集まる武蔵小山パルムだけでなく、駅から500m圏内には12軒のコンビニと6軒のスーパーがあり、日常の買い物はまったく不便がないと言っても良いでしょう。

駅からは離れますが、大規模な総合病院として昭和大学病院があるほか、駅500m圏内には8件の小児科を始めとして中小のクリニックが揃っています。

また、移動しやすいエリアに東京品川病院やNTT東日本関東病院、東京共済病院、厚生中央病院などの大病院があるので、万一の場合も安心できるでしょう。

武蔵小山駅の周辺は、近年では少なくなりつつある地域密着型の商店街と、地域全体での子育て、下町の古き良き情緒を満喫しながら、都心までの抜群のアクセスも確保できる好立地と言えます。

一時預かりにも対応する児童館

品川区では児童の健全育成を目的とした児童センターが区内に25件あります。各児童センターでは独自のイベントがあるほか、乳幼児を連れた親子専用の親子サロンなどもあり、子どもの年齢にあわせて利用できます。

武蔵小山駅からは、後地児童センター、向原住区センター児童館がおすすめです。

・後地児童センター

引用：しながわこどもぽけっと：後地児童センター

一方目黒区には児童館が民営と私立を含めて18件あり、学童や音楽スタジオ、ダンススタジオなども備えています。

・向原住区センター児童館

引用：向原住区センター児童館 | 目黒区

江戸時代から続く、下町情緒溢れる活気に満ちた街

武蔵小山駅の周辺は武蔵野台地の東端に位置しており、江戸時代から町として発展してきた街です。都心にほど近いエリアながら未だに下町情緒が色濃く残っています。

なかのぶスキップロードのねぶた祭では勇壮なねぶたが練り歩くほか、武蔵小山パルムでも四季折々に活気あるお祭りが開催され、地元を賑わせています。

都内でも屈指の、地域交流が活発で濃厚な下町と言えるでしょう。

また自然も豊かで、100年以上前に作られた林業試験場跡地に広がる緑豊かな「都立林試の森公園」では、デイキャンプや冒険広場でのアクティビティも楽しめます。

武蔵小山駅の交通情報

武蔵小山駅は東京都品川区に位置し、東急目黒線が乗り入れています。

武蔵小山駅は1日約4.8万人が乗り降りする中規模駅で、目黒駅を通じて東京の各地へスムーズにアクセスできます。都営三田線、東京メトロ南北線に加えて、2023年からは東急線と相鉄線との相互乗り入れが開始され、横浜方面へのアクセスも大きく向上しました。

近隣には同じく東急電鉄の池上線荏原中延駅、戸越銀座駅があり、住んでいる位置によっては3駅の利用が可能です。

また、武蔵小山駅には東急バスが乗り入れています。

• 羽田空港行き

朝2便のみ、京浜急行バスと共同運行の羽田空港行き始発が発車するため、空港方面へのアクセスも便利です。

• aのりば
  • 井５０ ＜東急大井町駅・青物横丁経由＞ 高輪ゲートウェイ駅ゆき 東急大井町駅・青物横丁経由 高輪ゲートウェイ駅ゆき
  • 井５１ ＜平塚橋経由＞ 東急大井町駅ゆき 
  • 反１１・反１２ 五反田駅ゆき 
• bのりば
  • 井５０・井５１ 武蔵小山駅ゆき 
  • 反１１ ＜学芸大学駅・上馬・駒留経由＞ 世田谷区民会館ゆき 学芸大学駅・上馬・駒留経由 世田谷区民会館ゆき
  • 反１１ ＜学芸大学駅・上馬・駒留経由＞ 弦巻営業所ゆき 学芸大学駅・上馬・駒留経由 弦巻営業所ゆき
  • 反１２ ＜武蔵小山駅・学芸大学駅経由＞ 東京医療センターゆき

武蔵小山駅の治安は非常に良好、しかし交通事故に注意

武蔵小山駅周辺の所轄警察署である荏原警察署では、直近5年間では粗暴犯が減少傾向にあり、武蔵小山駅周辺では暴力を伴う粗暴犯はほとんど発生していません。窃盗犯や侵入犯もほぼ0件と、抜群の治安の良さです。

品川区では83運動を行っており、子供たちの見守りを強化しているのも、治安が良い理由のひとつと言えます。

武蔵小山パルムでも独自の取り組みを行っており、街路灯や防犯カメラの設置、防犯パトロールや交通安全運動の強化をしているので、夜でも安心して出歩けるでしょう。

治安の面では安心できる武蔵小山駅ですが、一方で道路交通事情には注意が必要です。住宅街の古く入り組んだ街並みは見通しが悪く、自転車による事故数が増加傾向にあります。

20代～高齢者まで幅広い年齢層で事故が増えているだけでなく、小学生の事故も多いため、日頃から安全確認をして信号を守り、路地からは飛び出さないように注意を徹底することが大切です。

また、住宅街の路地を都道420号線のバイパスとして使用する車も多いので、歩道がしっかりと確保されていない場所や、すれ違いにくい細い道では、周囲に注意して安全確認を怠らないようにしましょう。

武蔵小山駅のお買い物エリア

武蔵小山駅の駅前には、東京で最も長いアーケード商店街、武蔵小山パルムがあります。約200店舗が集まる大規模な商店街で、衣服から電化製品、各種携帯電話会社のショップ、飲食店、食品店など多種多様な店舗があり、買い物に困ることはありません。

特に商店街には専門店が集中しているので、たとえば洋傘や呉服、楽器など、専門的なお店でじっくり選びたいときも、武蔵小山パルムを訪れれば簡単に見付けられるのが魅力です。

さらに複数のクリニックがあるので、治療の帰りに買い物をしたり、具合が悪くなったらすぐに診てもらうこともできます。

武蔵小山パルム以外にも周辺には複数のコンビニやスーパーがあり、深夜に急になにか必要になったときも安心です。

武蔵小山パルム

雨天での買い物にも安心なアーケードが800mも続く、都内最長のアーケード商店街です。200店舗以上が出店しており、日々大勢の人で賑わっています。

PALM POINT&MONEY CARDという専用のポイントカードと電子マネーを発行しているほか、Mastercardブランドの提携クレジットカードもあります。

パルムクレジットカードを所有していると、商店街で買い物が便利になるだけでなく、専用駐車場の60分サービス券が1日1回無料で配付されるなど、地域での生活をより便利にしてくれます。

武蔵小山パルムでは年間を通じて毎月イベントが行われ、季節ごとの大きな催しでは地域外からも見物客が訪れて、非常に賑わうことで知られています。

なかのぶスキップロードと戸越銀座商店街

東急池上線荏原中延駅から南北に延びるなかのぶスキップロードと、戸越銀座駅から東西に延びる戸越銀座商店街は、どちらも武蔵小山から徒歩圏内にある大規模な商店街です。

特に戸越銀座商店街は全長1.3kmと都内で最も長い商店街として知られ、250店舗以上が集まっています。

どちらの商店街も活発な地域交流を行っており、年間を通じて多数のイベントが開催されています。

武蔵小山パルムとあわせると、3つの商店街がある荏原、戸越一帯は一年中なんらかのお祭りやイベントがある賑やかな街といえます。

武蔵小山駅周辺のスーパー

武蔵小山駅周辺には、半径500ｍ以内に5件のスーパーがあります。深夜まで営業している店舗もあるので、急な買い物も安心です。

武蔵小山駅の魅力は周辺に広がる情緒豊かな下町と商店街、そして大きな公園！品川区と目黒区の手厚い子育て支援にも注目

品川区では緩やかに増加していた未就学児童人口が再び減少に転じており、待機児童の解消が進んでいます。

待機児童に関しては、品川区認可外保育施設保育料助成制度のような認可外保育施設を利用する際の経済的負担の軽減をおこなっており、万一保活に失敗してしまった場合でも家計への負担を少なくできるような制度が整備されています。

1歳の誕生日を迎えた家庭にアンケートを送り、回答者にポイントギフトを送付するバースデーサポート事業や、産前から産後までをトータルでサポートするしながわネウボラネットワークの整備など、出産育児を支援する体制もあり、子育ても安心です。

また、生後1歳未満の子どもがいる家庭の家事と育児をサポートする産後ドゥーラの派遣と助成も受けられるので、産後の大変な時期に孤立しない環境が整っているといえるでしょう。

また、子育て情報に特化したアプリ「しながわこどもぽけっと」を提供しており、GPS機能を活用して子育て関連施設を検索したり、子育て世代の視点を取り入れた公園紹介を利用したり、さまざまなサポートが受けられます。

一方目黒区では、妊娠期に「出産応援ギフト」として5万円分、出生後に乳児1人あたり「子育て応援ギフト」として10万円分の電子クーポンを支給しています。

さらにファーストバースデーサポートとして、1歳の誕生月の1日時点で、目黒区に住民登録がある保護者と子どもを対象に、子育てに役立つ育児用品等を選べる「カタログギフト」を配付。

「めぐろ子育てホッ！とナビ」アプリで区からのお知らせやイベントをプッシュ通知でお知らせしたり、出産・子育て応援事業「ゆりかご・めぐろ」で切れ目のない支援を目指し、面接を受けた妊婦にはゆりかご応援グッズ（育児用品カタログギフト1万円相当）も配付しています。

品川区と同様に家事育児サポーター（産後ドゥーラ）利用費助成事業を行っており、産後ドゥーラによる支援サービスを利用すると利用費の一部に助成が受けられます。

助成金、補助金などの支援制度

武蔵小山がある品川区と、隣接する目黒区では、高校生相当の年齢までの児童の医療費を助成する医療費助成や、15歳までの児童を対象にした児童手当があります。

●児童手当

• 前年の所得が所得制限限度額未満のご家庭
  • 3歳未満は、1人につき15,000円
  • 3歳以上から小学校修了前までは、1人につき10,000円（第3子以降は15,000円）
  • 中学生は、1人につき10,000円
• 前年の所得が所得制限限度額以上所得上限限度額未満のご家庭
  • 子どもの年齢に関係なく、1人につき5,000円

他にもさまざまな子育て支援の助成や手当がありますが、未熟児養育医療の給付や小児慢性特定疾病の医療費助成など、都度申請が必要なものも多いので、一度窓口で相談するのがおすすめです。

品川区と目黒区の待機児童

品川区は定員に対して在籍数が下回る、いわゆる待機児童0の状態になっており、複数の保育園で定員余剰が出ています。

目黒区も、多数の保育園で定員余剰が出ており、待機児童は0になっています。

どちらの区も定期的に定員調整を行っているため、途中から入園を目指すことも難しくはありません。とはいえ、人気のある保育園はなかなか空きが出にくいことから、早めの保活は欠かせません。

公園など子どもが遊ぶ環境

武蔵小山駅周辺には、線路の地下化にともなって元の線路沿いに不動前緑道公園や武蔵小山緑道公園が作られており、緑を楽しめる遊歩道になっています。

また、中小の公園だけでなく、少し足を伸ばすことで林試の森をはじめとする大規模な公園施設もあり、十分に子どもが自然を体感して楽しめる環境が整っています。

引用元：品川区「しながわの公園」

病院

武蔵小山駅周辺で小児科があるクリニックや大規模な総合病院は8件あります。

武蔵小山駅周辺の保育園、幼稚園、小中学校

武蔵小山駅周辺には公立・私立を含めて、多数の保育園や幼稚園、中学校があり、名門私立と呼ばれる学校もあります。

保育園・幼稚園

小学校

武蔵小山駅駅周辺の学区内には、区立小学校が9校あります。学区域が入り組んでいるため、希望する学校の学区と物件の位置をよく確認する必要があります。

中学校

武蔵小山駅の周辺には、学区域が指定されている区立中学が5校あります。

武蔵小山駅周辺の防災情報について

武蔵小山駅周辺には、小学校をはじめとして複数の避難所があります。緊急時の避難経路や集合場所、避難先などは日常的に共有しておきましょう。

品川区では区の公式LINEに防災メニューが追加されています。避難所やハザードマップ気象情報などを確認できるので、事前に友だち登録をしておくのがおすすめです。

・避難所

一時集合所：小山台高校、小山台一丁目防災広場、後地クマさん広場、後地公園、荏原一丁目防災活動広場、荏原三丁目防災活動広場、荏原2丁目児童遊園、小山5丁目児童遊園、荏原中央公園、平塚公園

広域避難所：林試の森公園

区民避難所：小山台小学校、後地小学校、荏原平塚学園、荏原第一中学校、荏原第六中学校、小山小学校、スクエア荏原

浸水ハザードマップ

武蔵小山駅の周辺には現在、開いた河川（開渠）がないため、全域で河川の氾濫による浸水リスクはありません。

品川区の中でも武蔵小山駅周辺はほぼ浸水リスクがなく、土砂災害などの危険地域もないため、大雨等での水害の心配はないと考えてよいでしょう。

ただし、西小山駅から東急大井町線旗の台駅一帯は谷になる地形になっているため、0.5～最大5mの浸水リスクがあります。荏原5丁目、6丁目、目黒本町5丁目、6丁目で住居を探す場合、立地に注意が必要です。

地域危険度

地域危険度は、都心南部直下地震（マグニチュード 7.3）の地震予測結果をもとにした、地表面の震度分布と建物倒壊危険度です。

武蔵小山駅周辺は建物倒壊危険度は2～3と、万一の地震でも建物が崩れて大きな災害になる危険度はあまり高くなく、安定したエリアといえます。

しかし、火災危険度では小山2丁目、荏原2丁目、3丁目が4と高くなっており、出火した場合は類焼して大規模火災になる危険性を孕んでいるため、注意が必要です。

総合評価として、小山、小山台、荏原、目黒本町3～5丁目は危険度が2～3がほとんどですが、小山2丁目、小山6丁目は総合危険度が4と評価されているため、日頃から念入りな災害対策が大切です。

周辺の物件相場

武蔵小山駅周辺の土地相場は、国土交通省の不動産情報ライブラリによると2022年9月から2023年9月の平均平米単価は130.7万円、中央値は120万円で、10年前の2013年と比較すると中央値は89.5%、平均値は98%と、大きく上昇しています。

品川区、目黒区を含む東京都区部南西部の住宅地は、5年間で30%以上価格が上昇しており、その中でも武蔵小山は著しい伸びを見せ、今後も堅調に上昇トレンドで推移すると考えられます。

その背景には、武蔵小山駅周辺では目黒駅まで2駅という立地の良さや、大規模な再開発が推し進められており、駅前にはタワーマンションが建設されるなど、下町の良さを残しながらより住みやすい街に変わりつつあることが挙げられます。

一戸建ての平均相場

国土交通省の不動産情報ライブラリによると、2022年9月から2023年9月に取引された武蔵小山駅周辺の一戸建ての平均平米単価は142万円でした。

再開発による地価の上昇を受け、駅から15分以上離れた築70年弱の物件でも4,700万円の事例があるように、駅近の一戸建ては7,000万～1億円を超える高額な物件が多くなっています。

しかし一方で徒歩10分以内で3,000万円前後の物件も取引されているため、どうしても武蔵小山駅周辺に一戸建て物件を持ちたい場合は、根気強く物件探しをすることで理想の物件と出会える可能性があります。

また、武蔵小山駅周辺の一戸建ては、土地面積が80～160平米前後が多く、都内としては広めの土地にゆとりのある間取りの家が建っているため、ゆとりのある生活と子育てができる一戸建ての物件を探しやすいのが特徴です。

注意したい点として、武蔵小山駅は再開発の影響から、場所によって相場の上下幅が大きくなっています。地元の事情に明るく、長期にわたって周辺地域の開発などに詳しい、信頼できる不動産会社と探すのがおすすめです。

中古マンションの平均相場

国土交通省の不動産情報ライブラリによると、2022年9月から2023年9月に取引された武蔵小山駅駅周辺のファミリー向けマンション（2LDK～3LDK、55平米以上）は、平均平米単価135万円でした。

品川区全体の平均110万円と比較するとやや高くなっていますが、駅徒歩1分のタワーマンション「パークシティ武蔵小山」が価格を押し上げている背景があります。

また、再開発が進む中で新しいマンションも続々と建設されているため、築2～3年程度の築浅中古マンションも多く、駅近の築浅物件は平米単価が150～200万円程度になることもあります。

一方で駅から徒歩7～15分程度離れた1990年代～2000年代の築古マンションは平均平米単価が106万円と手頃感のある価格になっています。

武蔵小山駅周辺でマンションのよい物件を探す場合は、立地や周辺環境、再開発の状況も加味しながら、自分好みにリフォームすることを前提に築古物件を探すのも選択肢のひとつといえるでしょう。

大規模な再開発が進みながらも下町の良さを残し、活気溢れる商店街が賑わう街

武蔵小山駅の魅力は目黒駅まで2駅でアクセスできる好立地と、下町の古き良き情緒を残しながら再開発が進んでいる点です。

古さを活かしながら新しい世代につないで暮らしやすくなっていく街は、都内有数の商店街と共にこれからもより賑わい、物件価値も安定して上昇することが見込まれています。

大規模災害に対するリスクも低く、また近隣には広域避難所もあるため、万一の災害時にも安心して避難できる環境が整っています。

これまでに紹介した以外にも、アドキャストでは多数の優良物件を取り扱っています。会員になると、アドキャスト限定の未公開物件をご覧いただけますので、是非この機会にご登録ください。