家を買う前に絶対に知っておきたい3つの注意点を項目別に紹介

家を買う前に絶対に知っておきたい3つの注意点を項目別に紹介
この記事のポイント
  • 無理のない予算を立て、周辺環境やライフプランも考慮して決めることが重要
  • リセールバリューの視点を持ったり、余裕のあるスケジュールを組んだりすることも大切
  • 知識があればスムーズな家づくりや物件購入を目指せる

家を買うことは大きな決断のため、何の知識や情報もなくノープランで始めることにはリスクを伴います。そこで、住宅購入前の基礎知識として絶対に知っておきたい注意点を頭に入れると、家探しや建築に役立つでしょう。

今回は、住宅購入前の注意点として、項目ごとに3つずつ挙げて解説します。購入を視野に入れている方はもちろん、まだ検討段階の方も、知っておいて損はありません。

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家を買う際のお金に関する3つの注意点

まず、住宅購入時のお金に関する3つの注意点について解説します。

1. 予算

住宅購入では、資金計画がとても重要です。家計の資金繰りが悪化しないよう、いくらまでなら支払えるのか、無理のない範囲で予算を決める必要があります。

なお、一般的に住宅ローンを組んで購入するケースが多いでしょう。次項の内容も参考にしてみてください。

2. 住宅ローンの返済額

自己資金で不足する分を住宅ローンで補う場合は、無理なく返済できる金額や年数に設定することが大切です。長く支払い続けるものなので、慎重に検討しなければなりません。

目安として、年収に対する返済額の割合を示す「返済負担率」を考慮しましょう。一般的に20~25%以内が理想的といわれており、住宅金融支援機構の2024年10月の調査では、15~20%が最も多いという結果が出ています。

引用元
住宅ローン利用者の実態調査 【住宅ローン利用者調査(2024年10月調査))】|住宅金融支援機構

3. 物件購入費以外の費用

家を購入するときには、物件そのものの費用以外に諸費用も必要です。具体的な費目には、頭金・仲介手数料・不動産取得税・登録免許税などがあります。何にいくらくらい必要なのか、事前にしっかり把握しておきましょう。

関連記事
家を買うときにかかる費用はどれくらい?諸費用の内訳と目安を紹介

家を買う際の周辺環境に関する3つの注意点

家を買う際の周辺環境に関する3つの注意点

次に、家選びをする際の住宅の周辺環境における3つの注意点を見ていきましょう。

1. 通勤・通学への利便性

家族それぞれが職場や学校まで通いやすいかという点は、立地の面での大きなチェックポイントです。

最寄り駅や最寄りのバス停への距離など、よく利用する交通機関にアクセスしやすいか、スムーズに行き来できるか、暗い・人目につきにくい場所はないか、利便性や安全性をチェックしましょう。

2. 治安

前項とも関連しますが、地域の治安・防犯性も大切です。昼間は明るく人通りもある場所だったとしても、夜や週末になるとひっそりして危険なケースもある(逆のパターンもしかり)ので、時間帯や曜日を変えて足を運び、様子を見ましょう

ポイ捨てされたごみや落書き、壊れた外灯・設備などが放置されているのも、地域の安全面に影響します。過去の犯罪状況を確認できる「犯罪情報マップ」をチェックするのもおすすめです。

また、マンションの場合、他の入居者のマナーもチェックしておくとよいでしょう。共用スペースのごみや汚れの状況はどうか、掲示板に気になる情報はないか、チラシが散乱していないかなどを見てみてください。

3. 子育てのしやすさ

子育てをする世帯においては、成長・教育のための環境も重要です。家の周辺に、保育園・幼稚園・学校や小児科病院、公園、児童館など、子どもに関する施設が揃っているか、行き来しやすいかをチェックしましょう。

また、子育てに関する地域の施策・支援サービスが充実しているかどうかも、前もって確かめておくと安心です。

家を買う際の物件選びに関する3つの注意点

住宅購入では、物件選びの際にも注意点が3つあります。1つずつ押さえましょう。

1. ライフプランや予算との兼ね合い

一戸建てかマンションか、新築か中古か、生活しやすい間取りかなど、家を選ぶポイントはさまざまです。

希望を叶えることはもちろん大切ですが、ライフスタイルや家族構成、購入予算も考慮しながら選ばないと、住み始めてから不便に感じたり苦労したりする可能性があります。

2. マンション購入後の継続的な費用

購入する家が一戸建てかマンションかによって、ランニングコストに差が出ます。

マンションの場合、購入した後にも管理費や修繕積立金などを払い続けなければなりません。家にかかる費用として住宅ローンの返済だけを考えて予算を組むと、資金繰りが大変になってしまう恐れがあるため、注意しましょう。

3. 中古物件購入前の状態

新築か中古かの違いにも目を向けましょう。

中古物件は新築より低価格で売られていることが多く、選択肢として視野に入れる人も多いです。しかし、中古住宅を買う場合は、建物の状態や修繕状況、耐震基準をクリアしているかなど、購入前に念入りに建物のチェックをしておく必要があります。

素人の目では気づきにくい問題が隠れていることもあるため、建物の専門家にホームインスペクション(住宅診断)を依頼するのもおすすめです。

関連記事
ホームインスペクションにかかる費用は?相場と依頼の流れを解説

家を買う際の業者選びに関する3つの注意点

家を買う際の業者選びに関する3つの注意点

家を買うにあたっては、専門業者の手を借りることが一般的です。つづいては、住宅建築や物件購入で業者を選ぶ際の注意点を3つ挙げます。

1. 家を建てる場合|工務店かハウスメーカーか

家を建てる際に建築を請け負うのは、主に工務店とハウスメーカーです。

工務店は地域密着型であることが多く、設計の自由度が高めの傾向がありますが、依頼する業者によって質にムラが出やすいという注意点も見られます。一方、ハウスメーカーは質には安定性がある反面、設計の自由度は低くなるかもしれません。

両者にはこのような違いがあり、どの業者を利用するかによっても設計の自由度や建築の質などが変わる可能性があります。そのため、違いをふまえた上で、各業者の情報収集をするなどしてより自分に合った業者を選ぶことが重要です。

2. 家を買う場合|不動産業者

不動産会社に依頼して家を買う場合も、業者選びは重要です。業者ごとに得意分野なども異なるため、特徴や実績、口コミをチェックするとよいでしょう。業者によって契約時の仲介手数料も異なるため、あわせて確認しておきましょう。

また、前もって自分の希望に合いそうな物件情報を収集することも大切です。インターネット検索や不動産会社の張り紙、チラシなどで、気になる物件をピックアップしてみてください。

3. 担当者の信頼性

家を建てる場合も家を買う場合も、会社の営業担当者が窓口になります。担当者との信頼関係なしには、良い買い物はできません。しかし、契約を急かす・売り込み色が強い・物件のマイナス面を言わないなど、業績のことばかり気にするような営業マンもいる可能性があります。

そのため、親身になって相談に乗り、アドバイスをくれるような、信頼できる営業担当者がいる業者を選ぶことも非常に重要です。

家を買う際の心構えに関する3つの注意点

最後に、住宅購入時の心構えに対する注意点を3つ解説します。

1. リセールバリューを考慮

リセールバリューとは、物を買う際に売るときの価値を考えること。家は資産になるものですが、価値がなければ負の遺産になりかねません。そのため、購入する前に、その家にどれくらいの価値があるのかをしっかり見極めることが重要です。

2. スケジュールに余裕はあるか

家を建てる場合は、天候によりスケジュールがずれ込む場合があります。注文住宅の場合は、土地探しから始める分さらに時間がかかるでしょう。

子どもの入学・進学など、いつまでに住み始めたいかの目標がある場合、ギリギリのスケジュールだと間に合わないことも考えられます。気持ち良く新生活のスタートを切れるよう、余裕のあるスケジュールを組むのが重要です。

3. 契約に不明な点はないか

契約時には契約書や重要事項説明書を受け取ります。専門用語や難しい内容が多く、つい流してしまいがちですが、隅々までしっかり読み、気になる部分は業者に確認して不明点を残さないようにしましょう。

万が一わからないままにしていると、後々何かあった際に、大きなトラブルに発展したり自分が不利になったりするような事態を防ぎやすくなります。

家を買う前に知識を身につけておこう!

家を買う前に知識を身につけておこう!

家を買う前に絶対に知っておきたい注意点を、ジャンルごとに3つずつ紹介しました。お金・環境・物件・業者・心構えはいずれも重要です。購入前に今回のような知識を身につけておくと家づくりや購入をスムーズに進めやすくなるので、ぜひ頭に入れておきましょう。

また、理想の住まいを手に入れたい方は、家探しの第一歩として、実績豊富な不動産会社「アドキャスト」の公式サイトに会員登録してみてください。無料で簡単に登録でき、会員限定の未公開情報もチェックできます。

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