- 家を買うとき重視するポイントがわかる
- 住宅購入に踏み切れない状況の参考になる
- 重視すべきポイントを押さえて希望に合った住宅を探そう
家を買いたいのになかなか決断できない方は多いものです。では、なぜ決めきれないのでしょうか。よく見られる理由を挙げるとともに、失敗のない家選びをするために重視するべきポイントについて解説します。
家の選び方に悩んでいる方や今後マイホームを持ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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家を買うときに踏ん切りがつかない理由とは?
家を買いたいという意思はあっても、悩んだり迷ったりして決断しきれない家庭もよく見られます。なぜ購入に踏み切れないのかというと、以下のような理由が多いです。
- 候補の物件が複数ある
- 家族間で意見が合わない
- 希望条件や気に入った物件と予算との兼ね合い
- 物件が多すぎて選びきれない
- 本当に自分たちに適しているか判断しかねる
- 今後もっといい物件が出てくるのではと期待してしまう
そこで、踏ん切りがつかない状態になるのをなるべく抑えるため、次章で家を買うときに重視したいポイントを紹介します。
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前章で挙げた住宅購入で悩みやすい理由もふまえつつ、家選びで慎重に検討したいポイントを押さえていきましょう。
1. 立地・周辺環境
家の立地や周辺環境は、暮らしの利便性や安全性を考える上で重視すべきものです。立地選びのポイントにもいろいろなものがあるので、下記で見ていきましょう。
最寄り駅・バス停までの距離
まず、よく利用する交通機関の利便性です。最寄り駅やバス停までの距離はどうかを確認しましょう。遠すぎると、通勤通学などの移動時に不便が生じやすいです。
また、距離だけでなく往復の道のりでの交通量や歩きやすさ、本数、始発と最終便の時刻などもチェックしたいところ。特に天気が悪いときや暗いときのことを考えて確認してみてください。
目的地までのアクセスの良さ
自宅から目的地(通勤通学先などのよく行く場所)まで、どれくらいスムーズに行けるかも重要なポイントです。乗り換え回数や所要時間などを確認しましょう。
路線バスや自家用車で移動する場合は、渋滞で想定より時間がかかってしまうことを考え、道路の混雑状況もチェックしてください。
子育て環境|学区や学校までの距離
育児をする家庭は、学区や教育施設の充実度など子育ての環境をチェックすることも大切です。小さい子どもがいるなら、家の付近に公園や児童館などの遊べる場所があるといいでしょう。
また、子どもが徒歩や自転車で通学する場合には、学校までの距離や安全性も確認しておきましょう。
医療機関や買い物施設など
医療機関や買い物施設などが利用しやすい場所にあるかどうかも重要です。特に、子どもは急な体調不良を起こしやすいので、子育て家庭では小児科が近くにあると安心でしょう。また、日常的に行けるスーパーや、金融機関、役所なども近いと便利です。
自然環境
緑地や並木道などの自然環境があるかどうかもチェックしておきましょう。四季を間近に感じられるほか、ペットの散歩コースとしても役立ちます。また、緑の多い公園は子どもの遊び場にもなるため便利です。
治安
家があるエリアの犯罪率や治安の状況も重視したいポイント。昼と夜、時間帯を変えて周辺を歩き、街の様子をチェックしてみましょう。子どもがいる場合、通学路も見ておく必要があります。街灯や人通り、交通量、騒音などをしっかり確認してください。
自然災害リスク
地震や台風、洪水などの自然災害のリスクを押さえることも欠かせません。
地盤の状態が安定しているか・津波や土砂災害などの危険はないか・有事の際の避難場所が近くにあるかなどは念入りにチェックしたい点です。周辺地域の過去の被害状況を調べたり、ハザードマップなどで安全性を確認したりして、不安のない暮らしを手に入れましょう。
2. 住みやすさ
心地の良い暮らしを実現するためには、前項のような環境だけでなく家自体の快適さも重要な点。そこで、家の住みやすさという面からチェックしたいポイントを解説します。
間取り・動線
家族の人数やライフスタイルなどによって、適切な間取りが変わります。玄関とリビングの配置や、キッチン・風呂・トイレといった水回りの位置、部屋の日当たりなどがポイントです。
また、生活や家事をする上で、スムーズな動線を確保できるかどうかを確認しましょう。たとえば、洗濯機を設置する場所と物干し場が遠いと、洗濯の効率が非常に悪くなります。実際に暮らしている様子を思い描きながらチェックしてみてください。
部屋の数や収納
必要な部屋数があるか、荷物をきちんと収められる広さかという点も重要。家族の人数が多ければ、その分部屋数もたくさん必要ですし、すっきりと片付いた家にするには、広い収納スペースも確保したいものです。
長く住めば住むほど家族それぞれの荷物も増えやすく、収納できるスペースが足りないと、部屋に物があふれ返ってしまう事態になりかねません。
3. 物件価格
特に資金ややりくりにあまり余裕がない場合は、身の丈に合わない買い物になってしまわないよう、住宅の価格も重視しましょう。
では、どれくらいの費用を考えておけばいいのでしょうか。例として、2023年度にフラット35利用者が購入した、物件の種類別の平均価格(全国)は以下の通りです。
物件の種類 | 購入価格 |
---|---|
注文住宅 | 3,863.4万円 |
土地付き注文住宅 | 4,903.4万円 |
一戸建て | 3,603.2万円 |
マンション | 5,245.4万円 |
中古一戸建て | 2,535.6万円 |
中古マンション | 3,037.1万円 |
平均値のため、同じ種類でも価格に幅がある可能性はありますが、このデータではマンションがもっとも高く、中古の一戸建てがもっとも低価格です。
低価格のほうが当然負担は少なくなりますが、予算を下げすぎてもほかの希望が叶わない可能性があるので、バランスを見ながら探してみてください。
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家を買うのに必要な年収はどれくらい?住宅購入額や住宅ローン借入額の目安を紹介
引用元
フラット35利用者調査|住宅金融支援機構
2023年度フラット35利用者調査|住宅金融支援機構
【年収別】住宅購入額の目安
上記の内容は物件の種類で分けた価格情報でしたが、収入に対する価格はどれくらいがいいのかも気になることでしょう。
住宅の購入価格の目安は、一般的には年収の5~6倍とされているほか、都内の場合は7~8倍超というケースもあります。都内の不動産は高額ですが、その分リセールバリューも見込めるためです。
年収別の住宅購入額の目安を下記の表にまとめたので、参考にしてください。
年収 | 5倍 | 6倍 | 7倍 | 8倍 |
---|---|---|---|---|
400万円 | 2,000万円 | 2,400万円 | 2,800万円 | 3,200万円 |
500万円 | 2,500万円 | 3,000万円 | 3,500万円 | 4,000万円 |
600万円 | 3,000万円 | 3,600万円 | 4,200万円 | 4,800万円 |
700万円 | 3,500万円 | 4,200万円 | 4,900万円 | 5,600万円 |
800万円 | 4,000万円 | 4,800万円 | 5,600万円 | 6,400万円 |
900万円 | 4,500万円 | 5,400万円 | 6,300万円 | 7,200万円 |
1,000万円 | 5,000万円 | 6,000万円 | 7,000万円 | 8,000万円 |
4. 資産価値
「持ち家は資産になる」といわれますが、将来的な売却の可能性を考えると、どんな家でもいいわけではなく資産価値が重要です。上記で見てきた立地・災害リスク・間取りなどが資産価値に影響します。
ほかにもあるポイントのうち、物件選びの際に押さえたい点について解説します。
土地価格の割合が高い
家(建物)の価値は20〜30年でほぼ0になるとされている一方で、土地の価値がなくなることは基本的にはありません。そのため、トータル購入価格に占める土地代の割合が高ければ高いほど、資産価値を維持しやすいといえるでしょう。
希少性が高い
好立地や好条件なのに供給が少ない希少物件は、需要が高いため、築年数にかかわらず資産価値が下がりにくいとされています。たとえば、大都市の中心部やターミナル駅直結の物件、高級住宅街の一角などです。
また、マンションなら、最上階や角部屋は人気かつ希少価値が高めで、価格が下がりにくいでしょう。
5. タイミング
タイミングも家の購入を決める際の重要なポイントです。一般的に、ライフスタイルの変化に伴ってマイホームを手に入れる方が多く、結婚・出産・居住人数の増減・子どもの進学・昇給や昇格などのタイミングが多いようです。
子どもの健やかな成長のために環境を整えたい・高齢の親に合った暮らしやすい家が欲しい・夫婦水入らずで過ごせる終の棲家が欲しいなど、状況に合った買い時を逃さないことも大切です。
重視すべきポイントを押さえて自分に合った住宅を探そう!
いろいろな物件を見ていると、どれも良い家に思えたり、本当に自分たちに合っているのはどの家なのか悩んだり、家族と意見が対立したりして、なかなか家を買う踏ん切りがつかない家庭も多く見られます。
そこで、今回紹介した家選びのポイントを重視すると、より適した家が見つかりやすいのではないでしょうか。特に気になる点は、優先してチェックするとよいでしょう。さまざまな物件を比較し、ポイントをもとに取捨選択しながら、理想の一軒に出会いましょう。
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