- 子育て家庭がマンションと一戸建てそれぞれに住む場合のメリットとデメリットを理解できる
- 迷ったときはマンションと一戸建てが向いている世帯のタイプをチェックしよう
- マンションも一戸建てもそれぞれに良さがある
子育ては長い道のりです。自力では移動できない赤ちゃん時代から、徐々に自分で歩いたり走ったりできるようになり、話せる言葉も増えて、学校に入学し、勉強したり友達と関わったりしながら大人に向けて成長していきます。
自分の子どもを健やかに育てるため、どんな環境で育児をすればいいのか悩む人も多いことでしょう。
そこで、今回はマンションと一戸建てという家のタイプで分け、子育てするなかでの両者のメリットとデメリットを解説します。さらに、どちらがどんな家庭に合っているかもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
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子育て家庭がマンションを選ぶメリット
まずは、子育てをする家庭がマンションを選ぶメリットを紹介していきます。
1. ワンフロアのバリアフリーで比較的安全
赤ちゃんや、まだ足取りのおぼつかない幼児をこれから育てていくという家庭も多いはず。マンションでは家の中に段差がないため、子どもの転倒・転落やそれに伴うケガを防げます。
さらに、ワンフロアなので死角が少なく、あちこち動き回る子どもの行動にも目が行き届きやすいでしょう。
家の中の動線が短くバリアフリーであることから、家事をしやすいこともメリットです。育児中だけでなく、将来高齢になったときにも住みやすいと考えられます。
2. セキュリティ性が高い
多くの住民が住むマンションでは、監視カメラや管理人付き・オートロック・モニター付きのインターホン・警備会社との連携など、防犯対策が厳重に行われているケースが多いこともメリットです。
鍵にも、セキュリティ性が高いとされるディンプルキーや、鍵穴のないキーレスタイプなどが多く採用されています。
不審者・部外者が入りにくい環境のため、空き巣被害などが起こりにくく、子どもがいる家庭も比較的安全に暮らせるでしょう。
3. 好立地の物件が多い
マンションは、利便性の面で立地の良い物件が多いこともメリット。マンションが建てられるのは、駅やバス停から近いなど、通学・通勤の際にアクセスしやすい場所が多いです。
病院やスーパーなど、生活するなかで必要な建物・施設も付近にあることが多く、子どもと一緒に行きやすいでしょう。
また、立地が良いことから、子どもが大きくなったときなどに住み替えをする場合も比較的売却しやすいです。
4. マンション内で友達を作りやすい
マンションでは、同じ建物内に同世代の子どもを持つ家庭が住んでいることも多く、友達を作りやすい環境が整っています。
特に小さいうちは家の近くで遊ばせる機会が多いので、一緒に遊んでいるうちに親しくなり、家族ぐるみでの付き合いができるようになるケースもあるかもしれません。
子育て家庭がマンションを選ぶデメリット

次に、子育て世帯がマンションに住むデメリットも解説します。
1. 子どもの成長や家族の増加によって手狭になることがある
住み始めるときには、誰しもが良い家だと満足していることでしょう。しかし、マンションに住んでいるうちに、子どもが大きくなったり、成長に伴い荷物が増えたりすることで、家が狭いと感じるようになる家庭もあります。
また、予定より子どもの人数が増えて、部屋数が足りなくなってしまうケースも多いです。状況によっては、住み替えを検討する必要もあるかもしれません。
2. 騒音などの近隣トラブルの可能性がある
特に子どもが小さいうちは、昼夜を問わず泣いたり、おもちゃなどで大きな物音を立てたりすることが多いです。マンションでは、子どもの泣き声・騒ぎ声や足音などで、周辺の家庭に迷惑をかける、またはかけられる可能性があります。
そのため、しっかり音が遮断できるよう、防音性を確認することが重要です。
3. 管理規約に従わなければならない
多くの家庭が同じ屋根の下で生活しているため、マンションごとに管理規約があります。リフォーム上の制約やペット飼育の可否など、その物件で暮らすうえでのさまざまな事項が定められており、住民としてきちんと守らなければなりません。
制約を受けずに自由に暮らしたいと思う人もいるかもしれませんが、住民である限りは遵守する必要があるため、違反をしないように、子どもも含めて家族全員が気をつけましょう。
子育て家庭が一戸建てを選ぶメリット
ここからは、子育てをする家庭が一戸建てに住むメリットを見ていきましょう。
1. プライバシーを保ちやすく騒音トラブルも抑えられる
マンションは隣近所と密接していますが、一戸建ては隣家と距離があることに加え、塀や柵を設けるなど、周囲の目への対策を講じやすいです。
また、子どもの声や生活音が出ても、マンションほど近隣住民のことを気にせずに済みます。マンションのような管理規約がなく自由に生活できるため、気兼ねなく友人なども招けるでしょう。
2. 専用の庭や駐車場を持てる
マンションでも庭付きや駐車場付きの物件がありますが、一戸建てのほうが自由に持ちやすいです。
自宅専用の庭があることで、子どもたちが走り回ったりプール遊びをしたり、家族で家庭菜園やバーベキューを楽しんだりすることができます。
また、車を持っている家庭は、一戸建てだと必要なサイズや台数の駐車場を確保しやすいでしょう。玄関近くに駐車場を設ければ、子どもの乗り降りや荷物の積み下ろしに便利です。
3. 居住空間が広い
マンションに比べて、一戸建てのほうが住宅面積が広い傾向があります。広さがあることにより、ゆったりとしたリビングや子どもの数に応じた部屋数などに間取りを設計できることがメリットです。
子どもが多い家庭には、広い居住空間を持つ一戸建てがより適しているでしょう。
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4. 周囲に自然が多い
一戸建てはマンションとは対照的に、広い敷地を確保できる郊外に建てられることが多いため、自然豊かであるケースもよく見られます。駅近・大通り沿いなどに多く建てられているマンションに比べ、のびのびとした環境で子どもを育てやすいです。
自然の多い場所で育てたい人は、土地や家探しの際に周辺環境を重視するとよいでしょう。
子育て家庭が一戸建てを選ぶデメリット

つづいて、子育て世帯が一戸建てに住むデメリットとはどんな点なのかをチェックしましょう。
1. 動線が複雑になりがち
一戸建てでは広さや部屋数の面から、マンションより動線が複雑になりやすいという傾向があります。生活や家事の動線が不便で、特に子育てに手がかかるうちは、掃除・洗濯などの際に大変さを感じてしまうこともあるかもしれません。
2. 目が届きにくく転落などの危険がある
特に2階建て以上になると、子どもの動向に目が届きにくいことにも注意しなければなりません。子どもが小さいうちは、段差や階段から転落するなどのリスクもあります。なるべく安全に暮らせるように、平屋にする・ベビーゲートを設置するなどの対策が必要です。
3. 防犯面で不安がある
防犯カメラがない・窓がしばしば開けっぱなしになっている・人目につきにくいといったような家は、空き巣に狙われやすい傾向があります。
しかし、エントランスにまでセキュリティが施されているようなマンションと比べ、一戸建てではセキュリティが手薄になっている家庭も多いです。特に子どもがいる家庭では、防犯のための対策をしっかりと講じましょう。
マンションと一戸建てで迷ったら?
ここまで見てきたように、子育て世帯にとって、マンションにも一戸建てにもメリットとデメリットが存在します。では、マンションと一戸建てのどちらを選ぶべきか迷ったら、どうすればいいのでしょうか。それぞれに向いている家庭のタイプを解説します。
マンションに向いている世帯
マンションに向いているのは、下記のような家庭です。
- 立地が良いエリアに住みたい
- 買い物や子どもの遊びなどに便利な場所がいい
- コンパクトな動線のなかで家事や育児をしたい
- 子どもは1人で、今後増える予定もない
- セキュリティ性にこだわりたい
- 同じような家族構成の家庭と親しくなりたい など
一戸建てに向いている世帯
一方、一戸建てに向いているのは下記のような家庭です。
- 子どもが多いため広い家がいい
- 声や音のことを気にせず室内や庭で子どもを思い切り遊ばせたい
- 緑の多い環境で子育てしたい
- プライバシーをきちんと確保したい
- ペットを飼ったり楽器を弾いたりしたい
- 周囲の目を気にせず友達を家に招きたい など
当てはまる点や重視したい点をもとに、じっくり検討してみましょう。
家庭の状況や希望に応じてマンションか一戸建てかを選ぼう

子育てをする家庭にとっての、マンションと一戸建てそれぞれのメリットとデメリットを見てきました。育児のことを考慮しながら家を決める際には、立地・セキュリティ・広さなど、チェックしたいポイントがたくさんあります。
家族みんながより住みやすく、子どもたちがよりいきいきと成長できる環境を選ぶことが重要です。どちらが合っているのかは家庭ごとに異なるため、子どものことを第一に考えながら決めましょう。
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