- 一戸建てのメリット・デメリットがわかる
- 一戸建てを購入するときにはチェックすべき点がある
- 一戸建てに向いているのがどんな人かわかる
「一戸建てを購入したいけど本当にいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。一戸建てのメリットを知ると、より一戸建ての購入意欲が高まるかもしれません。しかし、いい面だけでなくマイナス面も知っておくことが大切です。
そこで、一戸建ての購入について、メリットとデメリットの両面から見ていきましょう。あわせて、購入時にチェックすべきポイントや一戸建てに向いている方のタイプもお伝えします。
マンションと一戸建てを比較したい方は、ぜひ下記記事もご覧ください。
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一戸建てのメリット
一戸建てには多くのメリットがあるので、どんな点なのか下記で見ていきましょう。
1. 自由に理想の家を建てられる|広さ・間取りなど
一戸建てでは、吹き抜けのリビングや広いマイルームが欲しい・子ども部屋を最低2つは設けたい・個性的な形やデザインにしたいなど、多くの希望があることでしょう。
建売では大幅なカスタマイズは難しいですが、注文住宅の場合、自分の住みたい家を自由に設計して建てられることが大きなメリットです。
マンションの場合、どの部屋もおおむね同じような間取りになり、面積も一戸建てに比べて狭い傾向があります。
2. 自宅専用の駐車場や庭を設けられる
専用の駐車場や庭を持てることもメリットです。特に、車の保有台数の多い家庭では、マンションで駐車場を借りるだけでランニングコストがかさんでしまいます。その点、一戸建てなら、自分たちだけの駐車場スペースを確保できて便利です。
また、家庭菜園をしたり子どもを遊ばせたりするために、庭が欲しいと考える方も多いでしょう。庭付き住宅なら、洗濯物や布団を干すことも可能です。
3. 資産として所有できる
土地と建物を資産として持てるというメリットも見逃せません。建物の価値は築年数に伴って下がりますが、土地の価格は下がりにくいうえ、周辺の利便性が上がれば将来的に資産価値(リセールバリュー)が上がる可能性もあります。
4. プライバシーや騒音などの近隣トラブルに煩わされにくい
一戸建てでは、外構や適切な窓の配置などでプライバシーを保ちやすいという一面もあります。ただし、不在のときは不審者や空き巣に狙われないようにしっかり施錠しましょう。
また、マンションに比べて隣家との距離があるため、騒音やにおい、ペット飼育などで迷惑をかけたりかけられたりする恐れも低いでしょう。
5. 住宅ローン以外の支出が少ない
マンションでは必要になる管理費や修繕積立金などの費用が、一戸建てではかからないこともメリット。
管理費はマンションの維持管理に、修繕積立金は建物の修繕に使うためのお金で、マンションを購入したら必須になるランニングコストです。また、マンションでは前述した駐車場代を払うケースもあるでしょう。
一戸建てでもゆくゆく修繕などは必要ですが、マンションのように強制的に払ったり積み立てたりしなくてよいため、自分たちの良いタイミングで行えます。
6. 環境の良い場所に住める
一戸建てはそれなりの面積が必要なため、郊外などに建てられるケースが多いことから、自然豊かで閑静な場所でのびのびと生活できることもメリット。子育てをする方や落ち着いた場所に住みたい方、緑の多い環境を好む方などにおすすめです。
7. 災害の際などに避難しやすい
一戸建ては高くても3階くらいまでのものが多いため、火災や水害などが発生した際、高層マンションなどに比べて避難が容易というメリットもあります。
マンションでは停電によってエレベーターが止まってしまう可能性もあり、外への避難が困難になる可能性も。その点、特に平屋の一戸建てなら、よりスムーズに外に出られて安全を確保しやすいでしょう。
一戸建てのデメリット

前章のメリットとあわせて知っておくべきなのがデメリットです。ここからは、一戸建てにおける注意点や懸念点を押さえていきましょう。
1. 防犯面でのリスクが高め
マンションは、エントランスがあったり二重ロックやオートロックが備わったりしていることが多く、不審者が比較的侵入しづらい構造です。上層階になればなるほど、犯罪に巻き込まれるリスクは減るでしょう。
しかし、一戸建てでは通りに面して玄関があることが多く、玄関や窓の鍵の閉め忘れ・窓の開放などによって窃盗犯に狙われることも。外出や就寝の際は必ず施錠し、防犯のためのライトやカメラを設置する、門がある場合は門を閉めるなどして厳重に対策を行いましょう。
2. 修繕などの維持管理を自分で行う必要がある
一戸建てでは、雨漏りなどのトラブルの修繕・害虫駆除・外壁塗装などの対応を自分でしなければなりません。いつどんなタイミングで不具合や問題が起きるかわからないため、費用面での備えも必要です。
長年住み続けていれば経年劣化も起こるため、内装や外壁などの修繕も必要になってくるでしょう。
3. 交通アクセスが不利な可能性がある
住宅地は駅やバス停から離れた場所が多く、通勤通学や買い物などで公共交通機関を利用する場合、利便性は低めといえます。しかし、自転車や自家用車をよく使う家庭なら、大きな問題ではないかもしれません。
4. 木造は性能が低め|断熱性・気密性など
一戸建ては木造であるケースが多く、鉄骨や鉄筋に比べて断熱性や気密性が低い傾向も見られます。そのため、冷暖房の効きが良くない・冬は寒く夏は暑いという可能性があるでしょう。
ただし、近年は高性能の一戸建ても多いです。適温で暮らしたい方は性能にもこだわってみてください。
自分に合った一戸建てを手に入れるためのチェックポイント
メリットとデメリットを踏まえたうえで、理想の一戸建てを手に入れるために確認しておきたい点を整理しましょう。
家周辺の治安
一見閑静な住宅街に見えても、時間帯などによって治安に不安がある可能性も。そこで、犯罪情報・防犯マップなどを確認したり、人通りや明るさをチェックしたり、不動産会社や地域住民に尋ねたりするとよいでしょう。
【中古の場合】修繕履歴
中古の一戸建てを購入する場合は、これまでの修繕履歴を確認しておくことも大切です。これまでにどんな不具合があり、いつどんな修繕を行ったか、リフォームをしている場合はどの部分をいつ行ったかなどを売主さまに尋ねましょう。
必要に応じて、現在の家の状態や不具合などを確認できる「ホームインスペクション」を受けてください。
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交通の利便性
よく使う交通手段が利用しやすいかどうかも重要な点。家族も含め、電車やバスでの移動が多い場合、交通面での利便性をしっかりチェックしておきましょう。
性能面
前述したように、一戸建てでよく見られる木造の建物は、すき間ができて外気が侵入したり室内の空気が外に逃げたりしやすいです。また、窓が多い・暖かさを留めにくいなどの構造によって、断熱効果が低いケースもよく見られます。
そこで、性能面を確認することも大切です。近年では、すき間ができないように気密シートなどで塞いだり、高性能の断熱材などを使用したりする家も増えています。
間取り・部屋数・広さは十分か
生活するうえで十分な広さがあり、間取りや部屋数も問題ないか、よく検討する必要があります。一戸建てはマンションに比べて増改築はしやすいですが、住み始めてすぐに後悔し、また多額の費用をかけるのは現実的ではありません。
災害リスク
豪雨や台風などの自然災害が起こりやすい日本では、災害リスクも見逃せません。災害リスクについてあらかじめ知っておくためには、地域のハザードマップなどを確認することが重要です。
そのエリアの地形や、川・海との位置関係、緊急時の避難場所などもチェックしましょう。
一戸建てに向いている人のタイプ

ここまでの内容をふまえた結果、一戸建てに向いているのは下記のようなタイプの方です。
- 子育てをする(予定がある)
- 同居する家族が多い
- 希望やこだわりが多い
- 駐車場や庭を持ちたい
- 将来増改築をしたい
- 資産を持ちたい など
いずれかに当てはまる方は、一戸建てを検討するとよいでしょう。
気になる一戸建てを見つけたら物件調査を受けよう
一戸建てを購入してからトラブルが起きても、どうしようもないこともあります。そこで、気になる物件が見つかったら調査をするのがおすすめです。
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メリット・デメリットを押さえて後悔しない一戸建て購入を!

一戸建てには設計の自由度や支出、環境などの点で多数のメリットがある反面、防犯性や交通の利便性などの点でデメリットもあります。本当に自分に合った家を手に入れるため、後悔や失敗のないように、多角的な視点からじっくり検討することが重要です。
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